ブログ

英語を学ぶ順番て??

「書く」「読む」「話す」「聞く」というのが英語の4技能といいます、大学受験を目標に突き進んでいく日本の英語教育は、「書く」「読む」に重点がおかれ、中高6年と英語を勉強してきても話す事ができない、という事はよく耳にすることかと思います。実際は、「書く」ことも「読む」事もできていないのが実情です。

最近は英語教育改革の盛り上がりもあり、英語の4技能の重要性が謳われていますが、これらの4技能を「同時に・等しく」鍛えていけばいいかというと、そういうわけではありません。英語には年齢ごとに適切な学習法があります。うちの子はまだアルファベットも書けなくて・・・と幼稚園児のお母様が不安がられたりしますが、書く作業に幼稚園で1年かかっていた事が、高学年になると3日で学習できたりするものです。また逆に、幼稚園のお子さんが一回聞いただけできれいな発音を再現できても、高学年以上になると、何度聞いてもカタカナ発音しかならない場合も珍しくありません。何が言いたいかというと、英語には年齢ごとに適切な学習法があるという事です。これはSLA(第2言語習得)の研究でも最大公約数的に分かっていることであり、家庭でお子さんと英語を学んでいく際にも、お子さんの発達段階に合わせて、やり方を調整していくことはかかせません。

まず、人間はこの世に生まれ落ちると「聞く力」、リスニング力が発達します。生まれたての赤ちゃんは、目はまだ見えませんが、耳は全力をあげて働いています。リスニング力は8歳くらいまで勢いよく伸びていきます。この時期にたくさん英語の音に触れさせてあげてください。ちなみに我が家は、テレビは見せず、映像はすべてDVDやYOUTUBEで英語番組のみ見せていました。基本的に子供には(ある年齢に達するまで)決定権がありませんでしたが、それが我が家の「普通」なので、特に文句を言う事もなく、英語番組を楽しんでいました。その甲斐あってか、今は洋画などは日本語より英語の方がしっくりするようです。。

しかし、勢いよく伸びていくこのリスニング力も、永久に右肩上がりではなく、ある程度の時点から、カーブは緩やかになっていきます。一方、文字を読み取る力、リーディング力は、最初こそは緩やかに発達しますが、一定の段階から急上昇し、最終的には情報収集においてリスニング能力を超えていきます。6歳~8歳までの間にフォニックスの基礎を身に付け「読む」ためのベースを作り、8歳~10歳くらいから英語を英語で読める力を育てるためにも、レベルにあった英語をたくさん読む「多読」へと繋げていくことによって、「本物の英語力」が育っていく素地ができます。

小学校高学年くらいになると、抽象的な物事を理解する力が徐々についてきて、基本的なロジックを読み解いたり、自分の主張を表現したりできるようになってきます。大人の脳に近づいてくるこの時期、子供の論理的な思考力はぐんと伸びます。外国語習得について言えば、このあたりから母語による学習が効果を発揮してきます。多読や英会話教室などで、なんとなく喋れていたり読めていたりした英語が、文法というツールで整理できるようになると、より正確な英語表現を可能にします。特に母語能力が一定の完成を見る中学生くらいの時期に、文法などの論理的な学習はとても有効かと思います。ただし、文法はすでに内在するもの(インプットした英語)を整理したり、文をつくるためのツールなので、十分なインプット量があった時はとても効果的に力を発揮するかと思います。

アークアカデミーでは、こうした成長段階における特性を考慮し、益々楽しく効果的な英語学習がご提供できるよう、4月からのカリキュラム作りに取り組んでおりますので、楽しみにしていてくださいね!

 

4月より導入 副教材「BBカード」

以前もニュースレターで紹介させていただきましたが、4月より副教材として「B.Bカード」を導入する事になりました。B.Bカードの存在を知ったのは7~8年前。やっと導入できる事にワクワクしています。

B.Bカードはテキストではなく、64枚の絵カードとそれに対応する字カード、計128枚で構成されているトランプのようなカードです。基本の64センテンスはマザーグースや早口言葉をもとに作られているので、韻を踏んていてリズミカル、また中学レベルのセンテンスです。

例えば、

Betty Botter bought some butter for her mother.

Mad monkey made a lot of money in many way.

このようなセンテンスを聞こえた通り真似して言うことから始まります。あえてゆっくり言わず、ナチュラルスピードでどんどん進めていきます。ビンゴゲームなどをしながら、子供達は聞こえたセンテンスを真似しながら16枚の絵カードから該当する絵カードを探していきます。

BBカードで身に付く事は、

●音声 英語のリズム、イントネーション、アクセント、リエゾン
●文字 音と文字との相関関係(フォニックス)を理解
●作文力 中学で学習するレベルの基本構文が体に染み込み、それらの英文が作文や英会話をする際の拠り所となる
●文法 中学3年生までに学習する文法事項に聞き慣れる・言い慣れる

 

カードゲームを楽しみながら英語学習の骨の部分を構築していきます。

なにやら難しく聞こえますが、「基本は遊んで学ぶ」事。それがBBカードの魅力なのです。

BBカードの3原則は:

  • 全体から個へ
  • 基本は遊んで学ぶ
  • いい加減が好い加減

 

従来の授業はテキストを開いてそれを先生が説明して、生徒が聞く→確実に覚えたら次へという、「個から全体へ」「易いから難へ」という段階を追う学習方法(ボトムアップ式)です。フォニックス学習も典型的なボトムアップ式。1つ1つ積み重ねることで、できる事や読めるものが増えていくので、「できた!読める!」という実感、成果がわかりやすいです。一方、BBカードはその逆、「全体から個へ」(トップダウン式)です。ですので、時間がかかるし、短期間で成果が目に見えにくい部分がありますが、子供達の中に着実に英語の土台が築いていけるのがBBカードの特徴の一つです。

また、このBBカードの魅力の1つは「文法構造を知る」ことかなとも思います。

英語と日本語はまったく違うかけ離れた言語です。その中でも文構造・語順は大きく違います。文法が少々間違っていても、語順さえあっていれば意味が伝わりますが、語順が違うとまったく別の意味になってしまいます。

この先、英語を学習する中で必ず習う5文型(覚えてますか??)

①SV

②SVC

③SVO

④SVOO

⑤SVOC

英文が難しく複雑になる程、文型の考えなしでは太刀打ちできなくなります。高校英語で習う文型ですが、私はまったく理解できませんでした・・でも多読を通してインプット量が増えるにつれ、この5文型がだんだん理解できるようになり、英語のおもしろさに増々のめりこんでいきました。5文型を理解する事によって長くて複雑な文も驚くほど分かるようになったし、なにより英語が書けるようになりました。BBカードは遊びながら、この核となる文構造を、遊び「ゲーム」を通して、先生とのインタラクションをしながら、繰り返し基本センテンスを唱える事で身に付けていけるのです。また、単語を入れ替える事で、語彙も増やしていけます。そしてそのセンテンスを何度も繰り返し声に出す事で、自然と英語の持つ音やリズム、発音も身に付きます。

BBカードはまさに英語学習の宝庫!「楽しみながらも確実に英語力を身に付ける」それを可能にするのがこのBBカードだと思っています。成果が可視化できるまでは時間がかかるとは思いますが、急がば回れ、保護者の方には「待つこと、見守ること」をお願いできればなと思っています。

過去にもBBカードについての記事を書いておりますので、よろしければご一読下さい

英語嫌いの子供がときめく魔法の英語学習 導入へ向けてパート1
英語嫌いの子供がときめく魔法の英語学習 導入に向けてパート2

参考文献 勉強嫌いの子供がときめく魔法の英語学習法B.Bメソッド

 

4月より開講:フォニックスオンラインコース

語学学習の鉄則、それは「音から入る」こと。日本の英語学習で残念な事の一つに、発音の軽視があるように思います。特に、小学校3~4年生頃からローマ字の学習が始まると、強いカタカナ訛りの英語発音が刷り込まれていきます。一旦カタカナ発音が定着してしまうと、それを修正するのは本当に難しいです。

アークアカデミーでは、副教科としてフォニックスクラスを設けております。このクラスを受講された生徒さんの多くから、「書く・読む・」のベースができたことでその後の英語学習がとても楽になった、という感想をいただいております。まだフォニックスが定着できていない生徒さんには、ぜひ受講していただきたいクラスではありますが、週に2回英語教室に通うのは物理的に難しい、という理由で受講を諦められる方も多いというのが現状です。

そんな生徒さんのために、来年4月よりフォニックスのオンラインコースを開講したいと思っています。このオンラインコースは、アプリを使ってゲーム感覚でフォニックスを学習していきます。もちろんこのオンラインコースでなくても、探せばいくらでもフォニックスの素晴らしいアプリは溢れていますし、お子さんの好きな教材を使って自宅で学習を進める事ができれば、それに越したことはありません。ただ、おうち英語で一番難しいのが、「継続」すること。ですので、

  • 一人ではなかなか続けられない
  • 親子同士だと甘えもあり継続的な学習に繋がらない
  • やるべきタスクや少しのプレッシャーが合ったほうが続けられるかも

と思われている方にはお勧めのコースかと思います。

このオンラインコースは全部で80レッスン(エピソード)あり、1レッスンは約20分くらいで、何度も同じ音をゲーム感覚で練習します。1レッスンが終了するごとに、習った音を使って簡単な本を音読し、それを録音して送信する事が課題となります。80レッスン終了後には下記のような英文が読めるようになります。

(12ページある本の1ページ目)

One day when sprout was hungry, she went to Zog’s and stood.

The line was long, so she hummed a song.

She could wait if she hummed, she could.

自分のペースで進めることができるので、2か月~1年かけてコースを終了する形になります。もちろん、80レッスンをこなさなくても、十分だと思った時点で受講を終了していただいても結構です。

ご提供させていただくサービスは:

 ● フォニックスのアプリ(多読のアプリもつき)

 ● 課題(音読)のチェック

● 進行状況の把握とアドバイス

徹底した管理、サポート体制で「英語力の向上」と「家庭学習の継続&習慣化」を促します。

このコースで英語学習を継続する事ができれば、日に日にフォニックスの基本が身についていくことを実感できるかと思います。

《募集概要》

料金 2500円/月 アプリ使用料込み

アカウントに空きがあれば、随時受講生を募集させていただきます。

サンプルビデオ エピソード10↓

エピソード53

最強の英語学習法

「どうすれば英語ができるようになりますか?」

外国語を学ぶみなさんなら気になる質問かと思います。答えは「たくさん勉強する事です!」申し訳ありませんが、これに限ります。これしかありません・・

当たり前のようでも、日本の英語学習者に圧倒的に足りていないのは、量なのです。外国語学習を始めたばかりの人が確実に、効果的に力を伸ばすためには、量をこなす事、しかも猛烈な量をこなす事が肝腎なんです。最近はテクノロジーの発達で、良質で安価な教材がすぐ手に入ります。英語の音声だって、聞こうと思えばいつでもどこでも無料で聞く事ができます。でも「質」がよくても「量」をこなす事が出来なければ、「英語が使える」レベルには届きません。書店に並んでいるような「30日で英語がベラベラ」なんていうタイトルに惑わされてはいけません! アメリカの子供が発音だけで7年、文法は15年以上かけて習得するものを、日本にいる人が「30日でペラペラ」になるはずがありません。現実的な目標を持つことも大事です。では、「量」といっても、いったいどれだけの「量」を示しているかというと、一般的に英語が語感として身に付くためには、もちろん個人差はあると思いますが、2000時間は必要だと言われています。

世の中には根強い英語早期教育に対する反対意見がありますが、そもそも反対意見の多くはいわゆる「学者様」によるものが多く、もともと頭がいい人達なんですよね。頭がいい人は、我々凡人と違って、学習能力がずば抜けているのです。今の若い人達が可哀そうなくらい英語が使えない現状を考えると、やはり英語は頭の柔らかい早い時期から始めるのが絶対有利だと確信しています。特に、語学学習を論理的に学ぶのには最適な時期と言われている中学や高校時代は、部活やテストやらで長い人生の中でも異常に忙しい時期。結局、英語ばかりに時間を割くことができず、英語能力はそれほど伸びず・・・という現状(試験勉強中心の英語で、英語の実力が落ちるケースも珍しくありません)。中学校に入る前までに、量をこなし、英語の語感を身に付けることができれば、その後の英語学習が本当に楽になると思います。

では、どのような学習法が最も効果的なのでしょうか?

子供用の高価な英語教材?単語を詰め込むだけ詰め込んで語彙を増やす?文法ドリルを繰り返しやる?「聞いているだけで身に付く英語教材」?修行僧のように英文を音読し続ける?

いま上に挙げた方法は、すべて正解で、すべて不正解です。なぜなら何が効果的かは学習者一人一人によって違うからです。単語量が増えるとモチベーションが高まる人もいるし、たくさん音に触れた方が頭に入りやすい人もいます。つまり「効果的な学習法=学習者1人1人の適正に合致した学習法」なのです。当たり前のようでも、このへんを勘違いされている方は非常に多いです。私も多く子供達と接するうちに、やっとこの事実を実感するようになってきました。誰にでも対応できる英語学習のマニュアルなんてないのです。

では、どのように自分(お子さん)の適正にあった学習法を見つけ出す事ができるのでしょうか? 実はここが問題で、どんな方法が自分に合っているかは(例外をのぞき)ほとんどの場合そう簡単には分かりません。なので、英語初級者はどんな学習方法でもよいので、あまり悩まずになにかを1つ選んで、とりあえず徹底的に量をこなす事が重要です。たとえ自分に向いていない学習法を選んでしまったとしても、圧倒的な「量」の力は向き不向きを超えて一定の成果を保証してくれます。語学学習の初期段階に関しては、量の力で基礎体力を培ってから、自分の将来的な目的(研究、ビジネス、趣味、留学)に応じて学習方法をカスタマイズしていく、その時はじめて「質」が問われるようになってきます。

ちなみに言葉を覚える順番は、

①音を聞いて理解する

②音を真似する

③読んで理解する

④書く

この段階ごとに自分にあった勉強法を見つけ出し、「量」をこなしてみてください。語学学習においては、教材や方法論の質が問題になってくるのはある程度以上のレベルになってからだと思っていただければいいと思います。

英語学習に関しては、楽して短期間には結果が出る事はありませんが、結果が出れば本当に楽しいので、毎日コツコツとできる事をできる範囲で継続してみてください。毎日数分でも英語に触れている生徒さんの驚くべき進歩を見る度に、「継続は力なり」という言葉を実感しています。

Class report: Super Kids

幼稚園年長と小学1年生を対象にしたクラス 「Super Kids」

このクラスの目的は:

① たくさん単語を覚える事

② 簡単なフレーズをたくさん発話し定着させること

③ フォニックスの基礎を作る事→基本的な音の習得と、3文字程度の単語を瞬間的に読めるようになること

これらをすべて「楽しい」をベースにして学んでいきます。

それにしてもこの時期の子供の耳の素晴らしさにいつも驚かされます。音を聞き取る力がすごいので、正しく発音する事ができています。英語はやる気さえあればいつからでも勉強できると思いますが、「音」に関しては、早ければ早いほど楽に習得できるように思います。大人では何度練習しても発音できない音も、子供は一度聞くだけで上手に発音できています。日本人にとっても苦手な r やf、v等も、難なく発音できています。語学学習の基本は「音」、この音をしっかり身に付ける事で、今後の英語学習がとても楽になります。

今日のレッスン、学校行事で数名の生徒さんがお休みでしたが、いつものように元気に英語を楽しみましたよ!

まずはフォニックスの学習の様子

3文字の単語も上手に読めるようになってきました。「読める」ってとても楽しい作業で、子供達はフォニックスの学習が大好き。

今日のユニットは「Wild Animal」。野生動物の単語を覚えました。

習った単語はゲームで定着させます。

 

 

スーパーキッズは人気のクラスで、どのクラスも現在定員がいっぱいですが、来年4月より新しいクラスが開講されいます。興味のある方はお早めにご予約下さい。

How dare you!

日本人は恥の文化といわれますが、これは本来武士道の「名誉」からきているそうです。

「恥を知る心」を「廉恥(れんち)の心」と言い、武士たちは幼少期からこの心を叩き込まれたそうです。

「人前で恥ずかしい真似をするな!」

「そんなことしていると周りの人に笑われるぞ!」

と言われれば、子供だってしゃきっと背筋が伸びたのではないでしょか?もちろん、人の目を気にしすぎて(恐れ)、名誉を守る行動ではなく、保身に走ってしまう場合も往々にあるのですが・・

最近の政治家の汚職や不祥事など見聞きしていると、「廉恥の心」が失われてきているように感じるのです。最近話題になった自然保護活動家のグレタさんが国連気候行動サミットで「How dare you!」という言葉で抗議の言葉を上げましたが、これは「恥を知りなさい!」とも訳せるように思います。

英語の民間試験が5年延長されましたが、なぜ土壇場になって急に中止し、5年間に延長したのかとても怪しく思っていましたが、前川喜平元文科事務次官は「安倍政権が続いている間に、この問題を再燃させないための策としての5年なのだろう。」という意見をきいて、やっぱりな~と納得してしまいました。また責任のたらい回し・・・記事はこちら→民間試験の5年延長は安部官邸の陰謀

原発事故も、モリカケ問題も、桜を見る会も、そして日米貿易協定が15日に委員会採決されて、19日に衆院を通過する見通しですが、こんな大事件も結局誰も責任を取らずにスルーされてしまうのでしょうね。

今だけ、金だけ、自分だけ。

HOW DARE YOU!

国民のみなさんは怒りを感じないのでしょうか?

私は腹が立って夜も眠れず、今日も寝不足です(笑)。

最近思っていること

とても当たり前の事なんですが、子供達は1人1人学び方が違う、という事実に毎回驚かされ、また学ばされます。多分、「先生」という立場の方なら共感していただけるとは思うのですが、どのようにすれば子供達が学び、成長できるかという事に始終思いをはせ、授業がうまくいかないと反省したり、落ち込んだり・・・。

子供達の能力は1つではなく、また個々の違いがあるというのは基本的な概念だとは思うのですが、多様な才能の育成という課題の大きさに力不足を感じたりします。週に1度のクラスではできる事も限られてくるのですが、限られた中でも子供達の可能性を伸ばすサポートをしたいと思っていますし、可能性を狭めてしまう事があってはならないと思っています。

ある生徒さんのエピソードですが、その生徒さんはフラッシュカード(絵カード)を見ながら簡単な単語を先生の後に続いて言う事ができませんでした。更に読み書きとなるとまったく分からなくなり、僕は英語が苦手!と自分で自分の心を閉ざしてしまいました。伝統的な授業形態、先生がテキストに沿って教え、簡単な文法から複雑な文法へと積み立てていくボトムアップ式の一般的な型では効果的に学習できないタイプでした。でも、カードゲームを通してなら、単語やフレーズがどんどん出てくるのです。英語をイメージやストーリーの中でつかむ事で、すんなり頭に英語が入っていき、発話する事も「必要性」を感じているので、脳をフル回転させて知っている単語やフレーズを使おうとするのです。「勉強」したと思わせずに、「学習」に取り組めた後のその生徒さんの表情は、なんともいえない満足感に満ちていて、子供一人一人みな学習を効果的に学ぶ方法は異なるなと、改めて考えさせられました。

絵をみたり描いたりしながらだとよく学べる子供もいれば、歌を聞いたり歌ったりしながら学ぶお子さん、体を使って全身で表現しながら学ぶお子さんもいれば、理屈を考えながら言葉を組み立てて学ぶのが好きなお子さんもいる。こうした特性は、年齢が若ければ若いほど顕著に見られ、「子供はみな体を動かしながら学ぶのがベストだ」とか、「子供はみんな座って集中しているときこよく学ぶ」といった固定観念に縛られると、子供達の可能性を狭めてしまう危険性があるなとつくづく思います。

最近の研究で、少なくとも8つのタイプの能力(知性)が存在する事が分かっています。

  • 言語的知性

自己を表現したり、他者が言葉を用いて伝えようとする内容を理解したり、話の内容に反応したり、語彙や文を覚えたりする能力

  • 論理的・数学的能力

数字を処理したり、理解したり、論理的な因果関係を理解する能力

  • 空間認識能力

映像や図から情報を得たり、いろいろな配置のイメージを作ったり、空間的・地理的感覚に関する能力

  • 身体的・運動的能力

物をこしらえたり、球技やダンスなどのような体を動かす活動ができる能力

  • 音楽的才能

歌を歌ったり、歌を聞き分けたり、メロディーやズピードやリズムなどを楽しむ能力

  • 他者との関係を作る能力

他人を理解したり、協力したり、相手の意向をくみ取る能力

  • 自分を理解し、コントロールする能力

自身を理解し、他人との共通性・異質性を認識し、感情をコントロールする能力

  • 自然を認識する能力

植物や動物の多様な存在、自然世界との関係を認識する能力

 

こうした知性は、生まれながらに決まっている部分も幾分かはあるかもしれませんが、特に周囲の影響力の大きい人達が子供の可能性を信じて育てていければ、選択の可能性は無限であると思います。

公教育の現場は一斉授業ですからその子その子に合った方法を探している時間的余裕やマンパワーがないため公教育の方法が合わない子は落ちこぼしとなってしまうのですね。「落ちこぼれ」って、そのお子さん自身の問題ではなく、社会が作り出していくのだなと思います。

アークアカデミーは教師中心の指導ではなく、子供が中心の指導を進める事ができるよう、謙虚に自分達の力不足を認め、また子供達から日々学びながら絶えず成長してく学校でありたいと思っています。

 

英語嫌いの子供がときめく魔法の英語学習 導入に向けてパート2

前回のブログでも紹介させていただきましたが、英語を自動的に使いこなすためには、繰り返しの反復練習をしながら、英語というデーターを潜在意識まで落とし込んでいく必要があります。その作業を楽しいゲームにしたのが「B・Bカード」といいます。

このBBカードの存在を知った時、これだ!と思ったのは、私の中学時代の経験によるものです。英語だけはがんばろう!と中学英語に取り組んだのですが、だんだん分からなくなり、中学3年生の時点では自信を失くしていました。そんな時、英語のテキストブックをすべて暗記・暗唱すれば、テストの点がいくら悪くても、成績表はすべて“5”にしてあげるといわれ、必死で暗記に取り組みました。また、皆の前で暗唱しなければいけないという条件も、よいプレッシャーとなったようです。何度もテキストを読む・聴くという作業を繰り返していくうちに、反復練習した情報は潜在意識にまで組み込まれていきました。すると不思議な事に、英語が反射的に分かるようになっていました。頭で考えるのではなく、感覚的にテストの答えが分かり始めたのです。あんなに分からなくって悔し涙さえ流した「不定詞」や「関係代名詞」も、まるで目から鱗が落ちるように使えるようになっていました。

英語の語感を身に付け、自動的に英語が使えるようなるには、大量の英語をインプットし、反復練習をしなければいけません。テキストの暗記もいいですが、この単調な作業が遊びながらできれば最高なのにという思いはいつも心のどこかにありました。そんな時、このBBカードの存在を知りました。

『BB カード』(正式名 ”LETTERS & SOUNDS 64″)は、絵カードとそれに対応するセンテンスカード各64枚、計128枚で構成されています。センテンスは中学卒業レベルに必要な厳選された単語やフレーズを含んでいます。各カードは思わず口ずさみたくなるリズミカルなセンテンスで構成されています。子供達はゲームをしながら繰り返しセンテンスを声に出し、自然に英語の音とリズムを身に付けます。これは英語学習の土台となります。繰り返し遊んでいるうちにセンテンスを丸ごと覚えた後は、オリジナルセンテンスの主語や目的語を入れ替えたり、時制を変えたり、疑問文、否定文にしながらさらにゲームの幅を広げていきます。ゲームに集中している子供達は文法を学習しているという意識がなく、遊びながら英語を運用する力をつけ、自分に言いたいことを英語で表現できるようになります。自分で分かる、これが楽しいのです!

ゲームを通して、語学学習に必要な反復練習を飽きることなくでき、反復練習により英語脳が育ち、覚えたセンテンスをたよりに、習っていない事柄でも自分で類推・推測する力がつきます。一方的に教えてもらって、ただそれを覚えるのではなく、「自分で分かる楽しさ」を体験する事ができます。それが自発的に英語を学習したいという意欲にも繋がってきます。自分の意見を発信し、ライティングにもつながるBBカード。そうなるまで時間はかかりますが、急がば回れ。根気よく声に出して、体にしみ込むまで遊ぶこと、この染み込む事が大切です。土台をしっかり固めれば、そういえば英語の文法理解に困っていない!英語が読める!作文ができる!事を発見できると思います。

このBBカード、すでに「英語で多読クラブ」では導入し始めましたが、来年度クラスの副教科として導入したいと準備中です。ますますパワーアップしたクラスを提供させていただきたいと思っていますので、お楽しみに!!

英語嫌いの子供がときめく魔法の英語学習 導入へ向けてパート1

「使える英語が身に付く」、英会話教室にはおなじみのキャッチフレーズですが、そもそも使える英語ってどういう事なのでしょうか?

知識(文法・単語量)が多くても、英語が使えない人は珍しくありません。例えば、スピーキング。会話をしている時に、話を振られて頭の中でいちいち文法を考えて、文章を組み立てて・・・なんて時間をかけていたら会話なんてスムーズにいきせん=「使えるレベルではない」という事。

東進ハイスクールの安河内先生は;

「言語の運用能力というのは、理屈を理解できているがどうかではなく、どれだけ自動化されて反射神経に変わっているかがポイントになります。この反射神経は「長期記憶」にないと発動できない」とおっしゃられていますが、反射的に英語が出てこないと「英語ができる」とは言えないのです。

記憶には「長期記憶」と「短期記憶」があるそうです。短期記憶は必要な時に必要な物を見短い間保持する事で、テスト前の一夜漬けはまさにこの「短期記憶」が活躍する場ではないでしょうか? その逆に「長期記憶」は、文字通り長く保たれる記憶の事で、何度も繰り返す事で長期記憶に情報が蓄えられていきます。悲しい事に(素晴らしい能力でもありますが)人間の脳は忘れるようにできてきます。なので、「覚える」→「忘れる」→「思い出す」→「覚える」という復習のサイクルをする事で、記憶の定着率を高めていくのです。そして「使える英語」というのは、英語という情報・データ(短文やフレーズ、パラグラフ)が「長期記憶」にないと発動できないのです。つまり潜在意識の中にまで組み込まないと、英語を自動的に使いこなす事はできません。母語で会話する時も、実は相手の言葉に潜在意識で反応する事が多いそうです。母語である日本語で話す時、相手の言っている事の意味が瞬時に分かるのは、潜在意識に日本語の語感が刷り込まれていて、頭で考えるより早くスムーズに反応しているからです。慣れない英語で会話をしようとする時、相手の言っている事は分かっても、どう答えていいかわからず、話に詰まってしまう事がありますが、それは、まだ語感が身についていなくて、頭で考え、顕在意識で外国語をたぐっているからなのです。

英語学習も「繰り返しの反復学習」という地味な積み重ねがあるからこそ、その先に「使える英語」があるわけです。でも子供の場合は単調な繰り返しだと飽きてすぐ嫌になります。なので、ゲームやアクティビティを通して英語の反復を促す訳ですが、週に1回の授業では、この長期記憶にまで情報を落とし込む事が難しいです。

子供はすぐ覚えるけれど、すぐ忘れる。「勉強」だとおもしろくないので、集中できない。繰り返さないので身に付かない・・・どうすれば子供達が英語を身に着ける事ができるか、試行錯誤の毎日でもあります。そんな経緯もあり、子供達が楽しくゲームをしながら、無意識のうちに意味のある英語を「繰り返しの反復練習」ができ、中学3年生までに習う基本的な構文が「潜在意識」として子供達の記憶に貯蓄していく「B・Bメソッド」を知った時、これだ!と思いました。

従来の英語教教授法はボトム・アップ式で、母語とはまったく事なる英語という言葉の要素、つまり、音声・語彙・文の構造などを知識として教えられ、覚えていかなければなりません。しかし、このB・Bメソッドは、子供が生まれながらに持っている比較・判断力・類推力・想像力などを駆使し、言語を知識ではなく、「ことば」として習得していきます。そんな魔法のようなB・Bメソッドは、B.Bカードをという教材を使ったカードゲームで、その特徴はカードに書かれた文と絵の内容になります。

B・Bメソッドの詳細はまた後日紹介させていただきたいと思っています!

Yanny or Laurel ?

あなたはどちらに聞こえますか?「ヤニ―(Yanny)」「ローレル(Laurel)」?

これは去年tiwtter でツイートされて以来、バイラル化して世界中を駆け巡った聴覚トリックで、アークのフェイスブックでも紹介したトピックです。

このトリックを見る度、必ずしも私が聞いているものは、お隣さんが聞いているものとは同じとはかぎらない、という事を思い知らされます。ちなみに私にはヤ二ーと聞こえたのですが、クリストファー先生はローレルと聞こえます。

最近「脳」についてすこ~しづつ学んでいるのですが、本当に不思議でいっぱいです。脳は意識(潜在意識を含め)しているものを認識するそうです。「ヤニー」と「ローレル」は、前者が高音域の音で、後者が低音域の音なのですが、私がヤニーと聞こえたのは、脳が高音域に意識が向いており、そのため、入ってくる音も「ヤニー」。ちなみに同じ音を夜聞くと「ローレル」に聞こえました。

視覚についても同じで、意識しているものが「見える」と脳が認識します。例えば、車を買うと時を想像してみてください。Hondaのフィットにしようか、Toyotaのヴィッツにしようかと迷っている時、急にこの2台の車が目に付くようになります(笑)。以前は目に入っていても見ていなかったものが、意識する事で急に目に付くようになるという経験は誰でもあるのでは??

英語のリスニングも同じで、脳が音を知らないと、聞いていても聞きとれません。日本語の音声だけしか脳が認識できていなければ、その範囲でしか音を聞き取る事ができないのです。英語は日本語と音域がまったく違います。音を聞き取るためには、脳がまず音を認識する必要があります。子供の聞き取れる音域は大人に比べ広いので、小さい頃から脳に英語の音をたくさん入れておく事は、その後の英語学習において圧倒的に有利になります。

ちなみにケンドリック先生にこの「ヤニー」と「ローレル」を聞かせると、意識する音域を変える事で、聞き分ける事ができていました。