ブログ

多読・多聴で英語の量を増やしましょう

今年初めての大学共通テスト。英語のテストも従来のものとはかなり違う内容となりました。「英語のインプット量」が試されるテストで、一夜漬けや小手先のテクニックでは点数が取れません。一方、英語のインプット量が十分にある方にとっては、かなり余裕でハイスコアが狙えるテスト形式です。従来のテストを念頭に、受験勉強に取り組んできたお子さんにとっては急な方向転換で、1年や2年の学習期間で、あれだけの長文を読みこなす力がつくかどうか疑問です。もちろん1日30分間、英語の多読に充てる事ができれば十分力つくと思いますが、ただでさえ忙しい大学受験生にとって、かなりハードルが高いように思います。そんな事もあってか、巷の塾や英会話教室でも多読を取り入れ始めているようです。

 

アークアカデミーでは、英語多読・多聴の効果の高さを訴え続けていますが(?)、私が多読の伝道師(??)になったのは、自分の経験と、我が家の子供達の人体実験を通してその効果を確信したからです。

 

私が学生だった時は、まだ「英語の多読」なんていう言葉も聞いた事がなかったし、その効果を表すデーターもありませんでした。文法や単語の知識はありましたが英語が全然読めない自分に焦りを感じ、とりあえず英字新聞を毎日読む事にしました。始めはチンプンカンプンで泣きたい気持ちにもなりましたが、毎日ド根性で5~8時間読み続けてみたところ、3か月後には何となく読めているのです。当初は8時間かけて読んでいた量が、1時間あれば読めるようになっており、まったく理解できていなかったSVOとかSVOCといった英語5文型が、頭で考えなくても身体化され自然に分かるようになってきたのです。「I wish I would」なんていう仮定法過去、「Neither do I 」なんていう倒置法も、文法のパズルではなく、言葉として体の1部になっていきました。まさに目から鱗で、ブレイクスルーを経験した瞬間でした。

 

そんな経験もあり、多読への信仰は揺るぎないものにはなっていったのですが、子供にも多読は効果的か?という疑問もありました。ちょうど多読のアプリ「ラズキッズ」をアメリカの友達から紹介され、我が子への人体実験を開始したのでした。当時長男は4年生、英語はまったく読めないうえ(泣)、読む事に興味なし。長女は幼稚園年長、フォニックスはわりと定着しており、読む事も書く事も興味深々。簡単な英語の絵本を2回オーディオで聞かせて、2回音読するという事を日課にさせました。毎日約10分~15分間の英語時間、始めた当時は親子喧嘩も勃発しましたが、今はやっていて本当に良かったとしみじみ感じています。現在長女は小学3年生ですが、大学共通テストの長文も一応読めています。中1になる長男は、英語のコミックをゲラゲラ笑いながら読んでいます。英検5級もお手上げの状態でしたが、今では準1級くらいの長文は読めているようです(英検は受けないと断言していますが)。また、多読・多聴でインプット量が増えると同時に、スピーキング力も伸びてきました。当然といえば当然の結果ですが、それでも「目から鱗」第2波を経験しています。

 

アークアカデミーでも多読に取り組んで入れている生徒さんがいらっしゃいますが、英語力が格段に伸びたという報告がたくさん届いています。当教室では多読アプリの「ラズキッズ」を提供ささせていただいておりますが、数ある多読の教材でもこの「ラズキッズ」をお勧めの理由は、ご家庭での英語学習の習慣付のツールとして、非常よく出来たシステムだからです。

 

語学を身につけるということは簡単な事ではありません。道のりは長く時間がかかります。英語学習のポイントは「たくさん」。語学は「量」があってこそ素地が出来上がるものです。週1のレッスン通いでは圧倒的に英語に触れる時間が少なすぎます。本当にお子さんに英語を身につけてほしいと思うなら、子供が1番長く過ごす「おうちで英語環境を」作ることが重要で、ご家庭での英語学習、サポートは不可欠です。その大きな役割を果たしてくれるのが「ラズキッズ」だと考えています。

 

ラズキッズは基本、リーディングに特化したシステムですが、毎日欠かさずリスニングして音読練習し、継続すれば、それは必ず大きな力となります。フォニックスの基礎が身に付き、文字に興味を持ちだしたら、ぜひ多読・多聴を家庭学習に取り入れてみてください。

新年度にあたり、都合がつかずレッスンに通えなくなる方もいらっしゃいます。

基本は「英語で多読クラブ」の受講生と通学レッスンしてくださる方にラズキッズを提供させていただいておりますが、空きに余裕があればラズキッズのみを提供させていただく事も可能にしたいと思っています。 例えレッスンに通うことができなくても、何らかの形で英語学習を続けてもらいたい。 そのサポートが少しでもできたら幸いです。

 

英検でスピーキング力を伸ばしましょう!

大幅に内容が改訂された共通テスト。発音、アクセント、語法、文法というセンター試験で出されていた分野がごそっとなくなったこともあり、一般の受験生としては、対策という対策がうてないテストになってしまいました・・

でも多聴・多読で量をこなしていた生徒さんにとっては、かなり有利になったと思います。インプット量があれば対応できるテストかなと思います。英語の習得に特別な能力はけっして必要ではありません。母国語が問題なく取得できれば、必ず英語も習得できます。特にインプット(読む・聞く)に関しては、「量」がすべてを解決するといっても過言ではないように思います。3年生になる我が家の長女にも試しにテストをさせてみましたが、数字の読み取り等は無理ですが、英語自体は意外と分かっていました。

では4技能のアウトプットの部分であるライティング・スピーキング、特に日本人が苦手とするスピーキングはどのように学習すればよいのでしょうか?

英検を受験される生徒さんも多くなってきたので、この英検を利用したライティング力・スピーキング力を伸ばす方法を紹介します。

まずライティンも「量」が必要になります。書けば書くほど上手になります。ただ、むやみやたらと書くのではなく、書いたものをちゃんと添削してもらうことが重要。間違ったところを直さないと、いつまでたっても上達しません。特にライティング初心者は、日本語→英語といふうに頭の中で日本語を介して翻訳をしています。でも量をこなし、添削してもらう事で、日本語を介さずに書けるようになってきます。日本語を介していると時間はかかるし、英語らしい英文は書けません。日本人の書く典型的な英文は、文法は間違っていないのだけれど、宇宙人が書いたようなへんてこな文章が多いです。私も、完璧だ!と思って提出した英文が、添削で真っ赤、文字数は半分以下に減らされ、かなりショックを受けましたが、何度も書いて添削してもらうごとに、英語の書き方が身についてきました。「書く」に関しては添削は必須です。読む・聞くは自分でできますが、「書く」作業は添削ができる先生なしでは上達しません。英検のエッセイに関しては、過去問を最低20問取り組んでみましょう。“書く→添削→書き直す”の一連の作業の他に、模範解答を音読し、それがスラスラ書けるように練習します。

実はこのライティングの練習がスピーキング力に繋がっていくのです!私もはるか昔にTOEFLというテストのライティングに取り組んでいた時がありましたが、あの時期はびっくりするほどスピーキング力が伸びました。ライティングとスピーキングは、アウトプットをする力が求められているという点で共通しているため、スキルを伸ばす根本的な要領は同じだと経験しました。

エッセイを書く際の基本構成は、面接でのスピーチにも応用できます。ライティングで培った力は、スピーキング対策にも大きく役立ちます。またテストだけではなく、通常の会話においても、英語の論理で考え会話できるようになります。スピーキングも過去問に最低20問は取り組んでみましょう。まずは自分だけの力で答えてみて、その後に「こういった視点からの意見もあるのか」「この単語・フレーズを使うと。より的確に表現できたかな」という風に考えながら、模範解答をよく読みます。そして、今度は1回目より質の高い解答をすることを心がけながら、もう1度同じトピックで答える練習をしてみる、この繰り返しをする事によって、スピーキング力は飛躍的に伸びます。エッセイの模範解答を読み込むのと同じように、スピーキングも模範解答をしっかり読み込み、利用しましょう。「学ぶ」は「真似る」ともいいますが、英語に関しても発音だけではなく、書き方やフレーズ・単語の使い方等ネイティブらしい使い方をまず真似る事が上達への近道です。

英検準1級、1級にチャレンジしたい方は、英語のニュースを読む事をお勧めします。話す構成力を鍛えても、肝心の話す内容が思い浮かばないと、中身のある回答をすることができません。特に1級の面接では、時事的なトピックについて意見を求められることもあるので、日頃から積極的に時事問題や社会問題に触れるようにしましょう。こういった話題のストックは、英語力ではなく、コミュニケーション力や人間力にも繋がっていくので、自分の世界を広げるきっかけにもなります。

アークアカデミーでは、英文添削コースも設けています。「書く」練習を「話す」力へと繋げてい機会としても利用していただければ幸いです。

人気ゲーム「Among Us」で英語学習

皆さんはゲーム「Among Us」ってご存じですか?

この名前を去年の夏から秋にかけて目にしたゲームユーザーは多いのではないでしょうか? 知る人も多くなっているこの作品は、現在世界的に大ヒットを巻き起こしているタイトルで、その人気はまさに歴史的といっていいものとなり、それを示す数値を各所で記録しているそうです。

この作品を端的にひと言で表すと“人狼”。Crewmateという宇宙飛行士に紛れ込む、Impostor(詐欺師・偽物)を探す、もしくは逆にCrewmateたちをやっつけるというゲームです。AndroidとiOSでもアプリが出ているほか、PC、Steamにて配信されていて、クロスプレイによる異なる端末どうしでのプレイも可能です。最少人数として4人以上が必要になる、マルチプレイが前提となっている作品で、チーム間でのやり取りはテキストチャットがベースとなります。

コロナ禍においてはNintendo Switch及び『あつまれ どうぶつの森』が記録的なセールスになったことは多くのメディアでも語られていますが、ゲームを遊ぶ、そして同時にオンラインによる友だちと楽しめるものとして、この作品にも注目が集まった点のようです。

ではなぜゲーム超否定派の、つまらない大人代表格のような私が、このゲームを紹介させていただいているかというと、まだこのゲームが 日本語に対応してないからなのです! ゲーム好きでなくても、触れればある程度理解できるシンプルルール・操作で、何より人とのやり取りが(英語で)楽しめます。その他にも、ワンプレイ5~15分程度で終わる手軽さであったり、要素がとにかくシンプルで何度遊んでも飽きがきづらかったり、暴力的でなかったりと、よりもシンプル・簡素で、気軽に遊べるという点が魅了かなとも思います。

興味があるのはゲームと漫画だけやわ・・と、我が家の長男にため息をついてしまう時もありますが(笑)、興味がある事を利用して、英語の実力とコミュニケーション能力の向上に繋げていければと、ひそかに企んでいます。

英語のアウトプットは興味がある事なら必死で頑張れるもの。英語の教材って、「あなたは何時に起きますか?」とか、「どんな食べ物が好きですか?」とか「凧あげができますか」とか、特lにおもしろくない質問や話題が多いのは、しょうがないかなとは思いつつも、子供が必死になって相手に伝えたくなるようなコンテンツではないかなと・・でもAmong Us のようなゲームなら、「Imposter(詐欺師・人狼)」、「innocent(罪がない)」「Suspect(容疑者)」等、英検準1級レベルの単語を必死で理解しようとします。子供の本質的なモチベーションは「遊び」。それを利用しない手はありません!

コロナ禍で、毎年恒例の楽しい行事がキャンセルになってしまいましたが、提供できるサービスのいろんな可能性を模索する機会となりました。オンラインで、「マインクラフト」や「AmongUs」を利用したグループレッスン、BBカードもオンラインでゲームレッスンができるかも??等、考え出すとワクワクしてきます。楽しい企画が形になったらお知らせいたしますね!

コロナ禍における学校運営のガイドライン

兵庫県においても13日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく、緊急事態宣言が出されました。三田市においても感染者が増加していますので、今まで以上に感染対策の徹底を図って教室の運営をしていきたいと思っています。

現時点では、今まで通り対面授業をさせていただく予定ですが、状況によっては急な対応が必要になる事もあるかと思いますので、随時ホームページやSNSで情報発信させていただく予定です。

 

学校運営における※ガイドライン

(※コロナウイルスの影響で状況が大きく変わる可能性もあります)

 

  • コロナウイルスの影響で、三田市の公立の小中宇学校が休校となる場合​はオンラインレッスンに切り替え。​

  • スクールのスタッフ、生徒様からコロナウイルス感染者が発見となった場合​は保健所の指示を仰ぎ、オンラインレッスンに切り替え、もしくは休校。

 

【オンラインクラスへ移行となった場合】

ZOOMを使用したオンラインレッスンとなります。クラス開始時間は同じですが、システム上の都合により、5分早くクラスを終了させていただきます(50分授業の場合は45分授業となります)。

ZOOMへのリンクやパスワード等は、ホームページの会員限定ページにて掲載いたします。会員限定ページへのパスワードは今までと同じです。

何らかの理由でZOOMクラスへの参加が無理な場合は、振替・補講をご利用ください。

アークアカデミー通信1月号

What’s your new year’s resolution?

( 新年の抱負はなんですか?)

年明けの友人との会話。きまって聞かれるのがこの「新年の抱負」。

2021年が皆様にとって、夢に一歩近づく1年でありますように!

さて、世の中「3大続かない習慣」は「早起き」「ダイエット」「片付け」だそうですが、実はその後に続く4番目が「語学の勉強」なのだそうです。私の意見では、早起き・ダイエット・片付けは、結果がすぐに可視化できるので、語学の勉強よりずっと楽だと思います。語学、特に日本語とまったく異なる言語である英語の習得は、本当に時間がかかります。また、結果がすぐに可視化できないので、真っ暗なトンネルの中を光を求めてひたすら歩いている感じさえします。「英語がペラペラしゃべれる」というキラキライメージの陰には、毎日の地味な学習や、反復練習の積み重ね、そして涙もあるものです。

あるマーケティング講習会に参加しましたが、会社のネット宣伝はブログではなく、インスタグラムが主流だと言われ、恐る恐るインスタグラムを始めましたが、「イメージ」ばかりが先走りして、本質的な事は伝わらないものだなと実感しています。英語での流暢なスピーチの様子、英検合格の発表等を紹介させてもらう時もありますが、キラキラしたイメージの裏で、どれだけ皆さんが努力しているかはなかなか伝わらないものです。また、楽しそうに英語学習をしている子供達の背後には、親御さんの家庭学習のサポートや、毎回の送迎、励ましがあるものですが、そうした大切なものはインスタグラムでは可視化できません。

イメージとは裏腹に、英語学習は長い道のりを、とにかく前に一歩一歩ひたすら進んでいく地味な努力の積み重ねです。結果がすぐに出なくても、いつか必ず量に比例した結果は出ます。その結果は、キラキライメージより、もっと広く深く豊な人生の喜びを提供してくれるものなので、それを信じて2021年も一緒に長いトンネルを歩いていきましょう!

アークアカデミー通信1月号ができております。

下記のアイコンをクリックし、ダウンロードをしてご覧ください。

アークアカデミー通信1月号HP

成人の為の新企画 大人のGAME NIGHT

なんだか怪しいタイトルですが、気楽に英会話を楽しめるイベントを企画しています。普段は忙しいパパやママ、英会話をしてみたいけれど、毎週は無理・・とあきらめている方もいらっしゃるのでは?

そんなパパやママ(成人なら誰でもOK)が気楽に参加できるイベントを企画しています。「大人のGame Night」は、欧米の人気ボードゲームを使って、英語のアウトプットとインプットを楽しみます。ボードゲームは子供が対象と日本では思われがちですが、欧米では大人も子供も楽しめる、よく考えられたゲームがたくさんあります。

英語を発話する機会を探されている方、ぜひご連絡ください。詳細が決まり次第お伝えします。

  • 土曜日:午後7時
  • プレイタイム 1時間30分~2時間
  • 参加費:1000円

英会話上級者対象の、RPG(ロールプレイングゲーム)も希望者がいれば企画したいと思っていますので、興味がある方はご連絡ください

英語で会話をするという事

私が中学生2年生の時の国語の教科書に、人間国宝でもある染織家志村ふくみさんについて書かれたエッセイがあり、なんだか深く感動したのを覚えています。美しい桜色の染まった着物は、桜の花を煮詰めて色を取り出したのではなく、桜の木の皮から、しかも桜が開花する直前の頃の山の桜の皮で染めると、上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、という事でした。この現象を聞いた著者は、言葉の世界も同じではないかと感想を述べていました。

言葉である英語を考えるときも、この桜のイラストレーションは本質を表しているように思います。桜の花は全体の一部で、大切なのは目に見えない部分です。この目に見えない部分を意識し始めるのは、レベル的には英検1級であったり、TOEIC900点かなと思います。このようなテストのスコアを英語学習のゴールにしてしまう傾向がありますが、実は英検1級、TOEIC900点といのは、コミュニケーションのスタート地点です。何が言いたいかというと、可視化できる技術的な面は全体の10%くらいで、あとの90%は目に見えない部分で、それらがとても重要だという事です。

下の図をご覧ください。これは「iceberg (氷山)model」というシステム思考のモデルです

日本語にも「氷山の一角」という言葉がありますが、一角にあたる部分が技術的な部分で、テキストブックや暗記等で学べる部分です。大切なのは、水面下に隠れている見えない部分です。

言葉というのは、それを使う人々の文化や歴史、伝統、風習、社会、経済などの上に存在しています。そうした土台となる部分を無視して、言葉だけを習得することはできません。TOEIC満点でも、ネイティブのおしゃべりにまったくついていけなかった、というのは珍しくありません。

私自身、日本で必死で英語を勉強し、ラジオ英会話や、CNNなどほぼ聞き取れる自信があったにも関わらず、いざアメリカにいったものの、パーティーでのカジュアルなおしゃべりが理解できず、情けない気持ちになったものです。英語学習をする上で、可視化できない90%の部分を考慮していなかったので、「言葉」としての英語の実力の限界に、すぐにぶち当たりました。

では、何が必要かというと、氷山の上だけでなく、氷山の下をも見据えた学習です。残念ながら日本の教育は、この氷山の下の部分はほとんど無視されてきました。最近の小学校の英語の教科書も、国語の教科書?と一瞬思ってしまうくらい、「日本の価値観という色眼鏡から見た英語」という位置づけのようにも思えました。英語に限らず、「教養を身に着ける」という面は弱いように思います。国が違えば、文化も歴史も価値観も大きく異なります。だから、「ツール」としての英語だけを学んでも、コミュニケーションはうまくいかないのです。

英語上級者を目指す方は、氷山の上も下も同時に学べる「英語で学ぶ」アプローチを早い段階で取り入れていきましょう。技術的な事より、コンテンツに集中できるので、学習プロセスも楽しくなります。勉強というより娯楽になってくるので、無理なく継続できるようにもなります。

ではどうすれば、両方をいっぺんに学ぶ事ができるのでしょうか?

氷山の上の部分は、英語の参考書や単語帳などを使えば、ある程度は学ぶことができまが、下の部分はまったくといっていいほど学べませんよね・・・。話の背景となる重要な社会・文化的知識がないと、映画を見たり、洋書を読んだりしても、すぐにつまずいてしまいます。

ではどうすればいいのでしょうか。

実は、両方を一度に学べるおすすめの学習法があります。それは「多読多聴」です。多読多聴なら、英語を通して、英語圏の文化やアート、歴史など、さまざまな「教養」が身につきます。英語を楽しみながら、氷山の上と下を同時に学ぶことができるのです。当教室で利用している多読アプリは、アメリカの教材らしく、多文化・多様性に触れたお話もたくさん掲載されています。我が家の3年生になる長女は、リンカーン大統領や、ユダヤ教のお祭り「ハヌーカ」、イスラム教徒のラマダン等、世界の偉人やお祭り、歴史、自然、科学や習慣など、多読を通して広く浅く教養を身に着けています。それと同時にボキャブラリーやリーディング力、文法も学習できており、氷山の上と下を同時に効率よく、そして楽しく学べています。多読多聴は最強です!

英語しか学ばないのはもったいないので、ぜひ「英語で学ぶ」に移行し、言葉がもつ奥深い世界を楽しむと同時に、日本以外の価値観の世界での冒険を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

英語習得:継続こそが唯一の鍵

先週は英検でした。受験された皆さん、本当に頑張りましたね!

英検をきっかけに、より英語に対する知識と興味が深まると素晴らしいと思います。

英検は英語の4技能がテストされますが、小さい頃から英語に触れているお子さんは、やはりリスニングに強いようです。逆に、高学年や中学生から英語を始めたお子さんは、理解力・文法力・語彙力等は強いのですが、リスニングに苦戦している傾向があります。英語の4技能は「読む・書く・話す・聞く」ですが、習得に一番時間がかかるのがリスニングです。特に、ローマ字の学習後は、英語を英語の音として素直に聞き取る事が難しくなります。また、「読む・書く・話す」は自分でコントロールできるのですが(辞書をひく、知っている単語を選べる、時間をかけられる等)、「聞く」に関しては完全に相手次第となり、そこが難しい要因の一つです。

英語の学習は、やる気さえあればいつでも出来ると思いますが、早ければ早いほどよいと思う理由の一つは、時間を味方につけられるという事かなと思います。未就園児や幼稚園のお子さんは、スポンジのほうに言葉を吸収してくれるし、その年齢なりに英語で英語を理解している姿が親御さんのモチベーションとなり、自分自身を思い返しても、一番気合が入る時期だと思います。当教室でも、人気クラスは未就学児・低学年クラスです。

でも、その時に芽吹いてきた英語力がそのまま順調に伸びていくのか・・・という話になると、そうではないと正直思います。本当の勝負の時は小学生4~5年生以降かなと思います。

10歳前後というと、急に理解力が伸び始める時。英語の理解も深まり、これから伸びる!という時期にフェイドアウトしてしまうケースがよくあります。それは、親御さんの情熱が薄れる場合であったり、時間の問題、自我の問題、学校との両立などの壁が小学生以降ドーンと目の前に立ちはだかってくる時期であったりするためです。一番英語学習においても脂がのってくる(?)時期が、塾等で子供たちが忙しくなる時期と重なり、両立ができなくなり辞めてしまうというケースが多いのは、しょうがないと思いつつも本当に残念だなと思ってしまいます。学年が上がるごとに英語に取り組める時間がみるみる減っていきますが、語学習得はやめたら終わりです。コツコツと毎日毎日スモールステップでも前に進んでいくしかありません。

小学校高学年以降も英語学習を継続する事は、物理的にも心理的にも難しいことだと痛感しています。特に中学生になると、語学学習において最適な時期であるにも関わらす、テストや塾、部活で忙しくなり、英語のインプットに充てられる時間が本当に少なくなります。この時期から英語の多読やリスニングを始めようと思っても、英語のテスト勉強の方が圧倒的に比重が大きくなり、時間の確保は至難の業です。

できれば中学生になる前に、「英語のある生活」を習慣化する事を強くお勧めします。“お勉強”になってしまうと長続きしないので、生活の中に英語を取り入れる事だと考えてください。そして、習慣化してしまうためにもまずは時間探しが大切です。朝の身支度の時間は必ずかけ流しの時間にするとか、晩ご飯の前は英語の本を読むとか、寝る前はベッドタイムストーリーを楽しむなど隙間時間を利用していくのも方法の一つです。小学生になるとなかなか腰を落ち着けてDVDやアニメを長時間視聴するというのが時間的に難しくなるので英語アニメの視聴は車での移動時間を充てるとか。一つ一つに掛けられる時間は短くても塵も積もれば山となる、でルーティン化してしまえば1年でかなりの時間を英語のインプットに充てる事ができます。まずは時間の確保、そして習慣化する決意です。しつこいようで申し訳ありませんが、英語学習はやめたら終わりです。積み上げてきた実力が、短期間であっという間に振り出しに戻ります。 でも、 継続できれば必ず実力となって表れます。

英語習得は時間はかかりますが、英語によってもたらされる豊な人生を考えると、やりがいのある挑戦だと思います。継続こそが、最大のハードルと同時に、成功への唯一の鍵だという事を忘れないで欲しいと思っています。

英語暗唱「ケネディ大統領就任演説」

高校1年生のYちゃん、ケネディ大統領就任演説の暗唱にチャレンジしてくれています。
3分近くの長い文+内容は上級英語、本当に頑張って練習に励んでくれています。情熱のこもったYちゃんの言葉の中にケネディ大統領の思いが伝わってきて、聞くたびにクリストファー先生は涙ぐんでいました・・
 
このビデオクリップは演説の中でも特によく知られているフレーズです。

 
And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you—ask what you can do for your country.
 
「ですから、アメリカ国民の皆さん、国があなたに何をするかを問うのではなく、あなたが国に何ができるかを自問してください。」
 
My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man.
 
「世界市民の皆さん、アメリカがあなた方に何をするかではなく、私たちが一緒になって、共に人類の自由のために何ができるかを問うてください。」
 
この演説が行われたのは、第2次世界大戦後の冷戦の真っ最中。アメリカた直面していたのは、当時のソビエトとの対立構造。緊迫した社会情勢の中での演説でした。時代背景も何もかも違う時代の話ですが、今でも真理をついた言葉が胸に響きます。
 
9月より、「自助・共助・公助・絆」を掲げて菅政権が誕生しましたが、すっかり皮肉れ者になってしまった私は、「また国民に投げ出しか??」と反応してしまいました(笑)。自助という考え自体は私も同感するのですが、優先順位をつけているところがどうもキナ臭いと思っているのかもしれません。
 
最近のアメリカや日本の現状を見ていると「民主主義の限界」を感じてしまうのですが、民主主義って、まず「国が何かをしてくれるのを期待するのではなく、まず国のためになにができるか」を自問できる自立した国民の集合体という事が前提でなければならないような気がします。国がなんとかしてくれる、学校がなんとかしてくれる、政治家がなんとかしてくれる、経済がなんとかしてくれる、という妄想を抱いていると、不満・不安しか生まれてこないように思います。
自分で自分を助ける(自助)だけではなく、自分は人のため、国家のため、人類のために何ができるか、と一人一人が自分の枠を超えて考える事ができれば、世の中の問題が少しづつ解決していけるようにも思います。

英語学習への動機づけ

皆さんはエスニックジョークをご存知ですか?

エスニックジョーク とは、ある民族の民族性、もしくはある国の国民性を端的にあらわすような話によって笑いを誘うジョークのことです。国民性や民族性を大げさに皮肉るということで、笑うに笑えない時もありますが、自分の意志で選択して行動していると思っていたことが、実は文化によって支配されている場合が多いという事にも気づかされます。

 

このエスニックジョークに沈没船ジョークと言うものがあります。

豪華客船が沈没して、多国籍の人々が、救命ボートに乗りました。しかし定員オーバーで、男の人たちに降りてもらわないと沈んでしまいます。

そこで、人々はアメリカ人に対しては、「あなたはここでヒーローになれる」と言いました。アメリカ人は、ガッツポーズをして海に飛び込みました。

次にイギリス人に対して「あなたは紳士だ」 と言いました。イギリス人は、うなずいて海に飛び込みました。

ドイツ人に対しては「あなたは、飛び込まなくてはならない、それがルールだ」 と言いました。ドイツ人は納得して海に飛び込みました。

日本人に対しては「あなた、飛び込まなくていいんですか?ほかの男の人は、みんな飛び込みましたよ」と言われました。すると日本人は、左右を見渡すと慌てて海に飛び込みました。

中国人に対しては「海に美味しそうな魚がいっぱい泳いでますよ」と言いました。中国人は、上着を脱いで網代わりにして海に飛び込みました。

韓国人に対して言おうとした時、ある一人がそれを止めました。「何故止めるのですか?」

「やめておけ、後で服が濡れたと謝罪と賠償を要求される」

 

これが世界的に日本の国民性として認知されているというのは、若干皮肉なことではありますが、コロナ関連の現象で、この国民性は顕著に表れてきているなと感じています。法治国家ではなく村社会??と感じてしまう事もしばしば(泣)。

それはさておき、この「みんながしている」というメッセージが、明らかに私達日本人の行動を促す原動力になるのだったら、「グローバル社会で活躍できるわよ~」とか、「英語ができなければ将来大変よ~」とか、「世界中にお友達ができて楽しいわよ~」なんていう言葉より、「みんなやっているわよ~」という言葉の方が、親も子もなんだか安心して行動できるような気がします。

私事で恐縮ですが、我が家の中1になる長男は、今年より学校に通うのではなく、基本家庭で学習するホームスクーリングという選択をしました。私達親も10年ほど考え抜いた事で、全力で息子をサポートしてあげたいとは思っているのですが、みんなと違う選択をしている、という事実に不安になってしまう事もあります。良し悪しに関わらず、日本人の私にとって「みんなと一緒」は安心感を得られるものだなと実感しています。一方、アメリカ人の夫にとって「みんなと一緒」は危険な場合が多いという認識のようです。真理は常に「狭き門」にある、という強い信念には感心させられますが・・

「英語はみんなやっているわよ」というのはけっして脅しでも(?)嘘でもなく、「英語がしゃべれて当たり前」な地域は日本でもたくさんあります。東京に住んでいる知人のご近所さんは、帰国子女やインターに通っているお子さんが多いらしく、英語と日本語がしゃべれて当然の雰囲気の中で生活しているようです。当校でも「英語で多読クラブ」というクラスがありますが、英語での質疑応答やプレゼンなどが活発に行われていますし、去年のクリスマスパーティーでは、生徒さん数名に詩の暗唱を皆の前で発表してもらったのですが、それを見て英語が勉強したい、と思ったお子さんも何人かいらっしゃいます。「自分と同世代の子が英語で楽しそうに話している」というのを目の当たりにすればカルチャーショックを受けると思いますし、「え~~~すごい!」という感覚が、英語を勉強したいという動機に繋がっていくケースも珍しくありません。

やる気スイッチの入れ方というのは英語だけでなく学習において永遠のテーマです。自ら夢を持ち自発的に学んでくれるようになるのが理想だというのはわかっていますが、それは現実的にはなかなか難しいこと。英語を始めるきっかけとして、「みんなやっている」というメッセージで動機付けをしてあげて、「英語って面白い」と子供が感じるように軌道修正をしていくのも悪くないようにも思います。また、英語が身に付くためには継続するしかありませんが、継続するには親御さんのサポートは必須です。親御さんのモチベーションを保つためにも「みんなやっている」環境を意識的に見たり聞いたりするのもよいかもしれません。

世界で活躍!英語で国際協力!なんていう華やかな言葉より、少し肩の力をぬいて、現実的な言葉で動機を促してみるのも人によっては効果的かも??

どうせなら、ゆるやかな「同調圧力」が英語力の底上げとして機能できればよいのにな~と、「マスク警察」などのニュースを憂いを持って眺めながら、そんな事をぼんやり考えています。