アークアカデミー通信

アークアカデミー通信3月号

When everything seems to be going against you, remember that the airplane takes off against the wind, not with it. 

Henri Ford

すべてがあなたにとって向かい風に見える時、思い出しほしい。飛行機は追い風ではなく、向かい風によって飛び立つのだということを。

ヘンリーフォード

2月に英検テストの合否が発表されました。英検はそれ自体が目的ではありません。合格しても不合格でも、それは成長の一過程。その過程を、その後の英語学習にどう活かしていくかが重要です。

今回の英検では、前回のテストに不合格だった生徒さん達が再度受験に挑戦してくれ、皆さん見事に合格。本当に嬉しいニュースでした。その中でも5年生のRちゃんが3級に合格。しかも高得点での合格。去年の10月に実施した第2回目のテストで3級を受験希望された時は、正直時期が早すぎるかなとは思っていました。でも不合格という経験をバネにし、たった数か月で驚くほど実力が伸びたのです。健全な「悔しい」という気持ちを、確実に自分の成長に繋げていったRちゃんには、感心の言葉しかありません。日頃はどちらかというと、おとなしめのRちゃんですが、胸に秘めたド根性を証明してくれました!!

日本って、「失敗」にとても厳しい国だと感じます。特に受験や就職となると失敗は許されない、そんな理不尽な空気を感じます。でも「失敗」こそが成長の機会。英会話だって、失敗の数が多いほど、実力が伸びるというのも一つの事実であるように思います。

冒頭の言葉は、自動車王と知られているヘンリーフォードの言葉ですが、人は失敗や逆風によって練られていくということを覚えて、新学期を迎えたいと思っています。

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アークアカデミー通信2月号

日本人の英語習得率が低い理由に、「英語の必要性を感じていない」という事がよく挙げられます。80年代のバブルでイケイケの時代はその言い訳が通じたかもしれません。海外旅行に行ったときに買い物ができる程度の英語力があれば100点満点、そんな時代でした。

でも今は、サバイバルのために英語が絶対必要な時代になっているように思います。「試験のための英語」どころではないのです。2023年も世界では紛争が絶えませんでした。これは他人事ではありません。なぜかというと日本の周りは「すべて」が、欧州や北米では「超危険国家」とされているところだからです。日本は地政学的にイスラエル以上に厳しい状況です。ロシアと日本は領土紛争を抱えています。ロシアはすぐそこです。中国と台湾の関係も非常にデリケートな状態です。つまり有事が発生し、日本人が避難民になった場合、英語ができねば自分も家族も不利な立場になるのです。まさか避難民なんて・・と思うかもしれませんが、世界の大多数の人口は、いつ避難民になるかもしれないとい現実と向き合いながら生活しているので、日本だって例外ではないのです。

そして海外で働かなければならなくなったら、英語ができれば工場の流れ作業、農場、警備員など何とか仕事ができます。実際、アメリカでは人手不足で大変な状況です。働き手がなく、多くの小売店やレストランが閉業となっています。英語ができて健康であれば働き口は見つかります(もちろん合法に働くビザは必要ですが)。

今の日本は本当に恵まれた環境です。最低限中高6年間も英語を学ぶことができ、教科書は政府から無料配布される。本屋には莫大な数の英語教材が並び、ネットでも無料の動画や無料指導が大量にあり、日本には検閲がないので何でもアクセスできます。英語学習者にとってはパラダイスです。

このように恵まれた環境を活用し、将来に絶対役立つ英語というスキルを一人でも多くの人に身に付けていただきたいと願っています。

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アークアカデミー通信1月号

まずは能登半島地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

まさかの2024年の幕開け。能登の大地震では、北海道から九州まで揺れを感じました。原発を稼働させている場合じゃないよね?と地震のたびにヒヤヒヤします。また、支援物資を運ぼうとする海上保安庁の飛行機と旅客機の事故による航空機炎上。ショッキングな事故が続きました。

正直「おめでとう!」という気持ちになれないお正月でしたが、今ある恵みに感謝し、自分に課せられた仕事にちゃんと取り組んでいくことが、今自分に出来る事かなと襟を正しながら新年を迎えています。

去年のクリスマスの嬉しい贈り物の一つは、生徒さんの成長した姿でした。高校2年生のAちゃん、一ヶ月間のカナダ短期留学から帰国し挨拶に寄ってくれました。立っている姿から別人と思うくらい、そこにある空気が違うのです。カナダでは良いホームステイ先に恵まれたと同時に、外国人が1人もいないようなド田舎だったらしく、頼れるのは自分自身。なにもかも必死の毎日から、Aちゃんが本来もっている強さが引き出されていったようです。一皮むけてより自由になった、そんな印象を受けました。英語はもちろんのこと、対話力が圧倒的に伸びていました。人の目を見て話す、はっきり話す、相手の話を聞く、自分の意見を述べる、こうした世界基準の対話力は「英語のお勉強」だけで身につくものではありません。自分の知っている居心地のよい世界から、勇気をもって一歩外に踏み出す事から生まれてくる健全な自信が、他者との「対話」を可能にする心の態度を形成していくものだと思います。

苦労や挑戦を通して人が成長する過程は美しいものですね!研ぎ澄まされていくというか、練られていくというか、神聖さをも感じました。

2024年も、子供達の成長の糧になるような授業を提供させていただけるよう、スタッフ一同尽力していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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アークアカデミー通信12月号

英語学習者にはこの時期、クリスマスソングのカラオケがお勧めです!流行りものではなく、往年の名曲をぜひ練習してみて下さい。歌詞を通してmistletoeやyuletideのクリスマス関連語はもちろん、yonderやyeなどの古語表現も学べ、キリスト教への理解も少し深まると思います。なにより街で耳にする曲を英語で口ずさめるのは地味に楽しい。

“O Come, All Ye Faithful”

“Hark! The Herald Angels Sing”

等、古い英語だけれど美しい単語やフレーズが散りばめられています。古語って多分、音やリズムの美しさを大切にしたのではないかなと思うのですが、意味が分からなくても響きを楽しむ事ができます。

本気で勉強をしたいと思うのなら、英語のバックボーンともいえるシェイクスピアや聖書等にもぜひ挑戦して欲しいと思います。映画やドラマも、こうした古典からの引用は本当に多いんです。英語圏の学校ではシェイクスピアはみんな普通に読む(読まされる)し、有名なフレーズは新聞・雑誌等いろんなところでたびたび引用されるので、「教養」「インテリ」というより、もはや現代英語の一部。言うなれば、日本人にとっての四字熟語や諺に近いようにも思います。

パーティでのなにげない会話の中で、友達がサラッとシェイクスピアを引用し、私はその場では笑うが実は文脈がわかっておらず、後からこっそり調べてみたら「あれシェイクスピアだったんだ…」と落ち込んでしまう時はよくありました(笑)。我が家の子供達でさえ、「国破れて山河在りやな~」と、しれっとのたまう事があるのですが、こんな感じで、英語の古典は小学生でも引用するほど、文化に根付いているのです。

英語を学ぶ事は、その背後にある文化も一緒に学ぶこと。今年のクリスマスは英語も文化もまるごと楽しんでみてください!

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アークアカデミー通信11月号

10月1日に当教室で第2回英検が行われました。試験って緊張するものですね~。皆さんの緊張感が伝わってきて、座って監督しているだけの私でさえも、ヘトヘトになってしまいました・・

いろんな英会話教室が、「英検実績」を売りにしていますが、これは英会話教室や英語塾の実績ではなく、本人とその学習をサポートしてくださっている保護者の実績だなと改めて感じました。英語は量が大事、その量を補完するのは家庭学習なんです。もちろん週に1回の限られた時間精一杯指導させていただいておりますが、英語は量と反復練習が決め手です。それを補完できるのは家庭でしかありません。語彙や長文を読む力、リスニングというものは短期間で突然実力をUPさせるということはできません。日頃の反復練習がキーなのです。

ただ、ここまで書いて水を差すようなのですが、私は英検など英語の資格試験というもののために英語に取り組むというのは好きではありません。「受験英語が使えない」とよく言われるのも英語が結局勉強で終わってしまっているからだと思います。多読・多聴を鬼のように勧めているのは、教科としての英語ではなく、言語としての英語を身に着けてほしいからです。当教室でも、小学生で2級や準2級に合格した生徒さんもいらっしゃいますが、それらの生徒さんは例外なく多読・多聴に取り組まれてきました。言語として英語を身に着けている過程で、試しに英検を受けてみたら意外に簡単だった、という感想をいただいています。もちろん、ライティングや時間配分などの技術的な面は対策をする必要がありますが、実力があれば特に英検に特化して勉強しなくても十分対応できるのです。当教室の英検対策コースが4回コースなのは、実力がある程度ついているという事が前提で、テスト前の技術的な指導にフォーカスしているためだからです。それ以上だと「テストのための英語」になってしまいます。

言語としての英語を楽しく習得できるよう、これらも一生懸命皆さんの英語学習をサポートさせて頂きます!

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アークアカデミー通信10月号

英語が話せる人が必ず聞かれる質問って皆さんご存じですか?

それはずばり「英語は何から始めればいいですか?」という質問です。本当に良く聞かれます。聞きたい気持ちも分かるし、私もかつて高校の英語の先生に聞いたのを思い出します。その先生は一言「(つべこべ言わずに)やるっきゃないのよ」という訳の分からない答えにモヤモヤした気持ちになりました。

人によっては単語を覚えてとか、文法を学べとか、シャドーイングしてとか、音読して等、それぞれ答えが違います。では、あなたがもし、外国人の方に「日本語は何から始めればいいですか?」と聞かれると何と答えるか想像してみて下さい。多分その答えがあなたにとって、一番ベストな英語の勉強の始め方かと思います。なぜかとうと、人によって勉強方法は違う、勉強のスピードも違う、習い方も覚え方も違うからです。感覚で覚える人もいるし理論で覚える人、そして実践で覚える人もいたりして、本当にいろんな学びのスタイルがあります。

30~40人いる学校のクラスを想定してみて下さい。同じ授業内容にもかかわらず、情報の定着率が生徒によってまったく違ってきます。理論的に説明すれば理解できる子供もいれば、感覚的に情報を吸収する子供もいます。みなさんは経験を通して、自分の学びのスタイルを無意識的に確立しているので、外国人から「日本語は何から始めればいいですか?」と聞かれた場合、あなたにとってベストな勉強法を相手にも提案する傾向にあるのです。

英語はまず基礎(文法・単語)、音、量が大事なのですが、その大原則を意識しながら、いろんな方法論に惑わされることなく、まずは自分の学習スタイルで英語学習を始めてみませんか?応援しています。

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アークアカデミー通信9月号

8月に巷で話題になったニュースといえば「23年度全国学力テストの結果」。なんと中3英語「話す」の正解率が12%、その中身は0点だった生徒さんが63%もいたそうで。英語教育関係者には相当なショックな結果だったのではないでしょうか。

どんな難しいテストが出たのか気になり、動画をチェックをしてまず気になったのが、スピーキングの遅さ・・実用英語でこんなにのんびりダラダラとしゃべる人はいません。日本語の説明もやたらと長いし、油断したら居眠りをしそうになりました。文科省は「質問が難しすぎた」というコメントを残していましたが、自分の考えを述べるだけの試験内容だけではなく、相手の意図を汲んで回答する必要がある設問もあり、英語力だけではなく、コミュニケーション能力も問われていたと思います。

さらに問題になるのが、今の中3というのは小学校で4年間、そして中学校で英語を学習した子たちということで、いわゆる小学校での英語教育の成果が問われる試験となったのに、会話活動を中心にした英語教育を実践したにも関わらず、スピーキングがこの散々たる結果となってしまったこと。学校英語を変える、変える、とう何年言い続けているのでしょうか・・・学習指導要領は確かに激変していますが、結局は絵に描いた餅になっているようです。

英語は学校任せにしていては身につかないし、下手にカタカナ英語が身についてしまうと、取返しに莫大な時間がかかるという危機意識は持っていた方がいいと思います。中学生の英語嫌いが増えている、という記事を先月のニュースレターでも書きましたが、ラジオ英会話やYOUTUBEなど、工夫次第でいくらでも英語は学習できるので、遅くでも小学生高学年頃から、学校英語に頼らない、自分にあった英語学習を開拓していくことを強くお勧めします。

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アークアカデミー通信8月号

中学生で英語嫌いが増えている?という記事を今回のニュースレターで掲載しましたが、文部科学省が今年の初めに行った調査では、中学生が最も嫌いな教科が英語という結果になりました。

特に中学1年生の1学期から英語に躓いてしまうお子さんが多いと聞き、なんとも言えない気持ちになっています。「中学1年生はみんな英語が大好き!」そんなのんびりした時代を生きてきた私からすると、あまりに残念過ぎる現状です。国が英語教育に力を入れれば入れるほど英語嫌いが増えていく、そんな感じです。

大阪の公立高校では、英検の結果で入試の点数が保証されます。英検2級で80%、準1級で100%保証されるそうなのですが、英検2級は中学校の勉強だけではカバーしきれません。これって、教育格差=経済格差をますます助長させている?そんな疑問も湧いてきます。

英語って本当に楽しいし、できるだけ多くの子供達に英語に対する健全な学習意欲を持ってもらいたいと思っていますが、まずはそれを可能にする環境づくりが大切だと思います。英語は量と頻度を意識する事が重要ですが、毎日10分~20分くらい英語学習が出来る環境があれば、中学生・高校生になった時にその努力は必ず報われます。「英語が分かる・楽しい」という気持ちが育つと、子供は自発的に学習に取り組むようになります。その気持ちが育つサポートとして、簡単に家庭で取り組める英語アプリも皆さんにご用意しております。「夏休みリーディングチャレンジ」も企画しておりますが、毎日短時間でも英語に触れる習慣づけの練習です。

「英語大好き」な子供がたくさん増えるよう、これからも情報発信や、ニーズにあったクラスの提供など、出来る事をコツコツとやっていきたいと思っています。

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アークアカデミー通信7月号

「うちの子やる気がなくて・・・」「自分から宿題をしようとしません」というご相談を受ける事がありますが、多分、大多数の子供の反応ってそんなもんだと思います。我が家の長女は6年生になりますが、「英語って楽しい、もっと勉強したい」なんていう言葉は一度も聞いたことがないし、スキがあれば手抜きをします(笑)。親の私が基本怠けものなので、子供のやる気に期待する幻想はさっさと捨てて、習慣化することに全力で取り組んでいます。

最近はSNSなどの情報が溢れ、ついつい他人と比較してしまうんですよね・・教室の情報発信のため始めたインスタグラムですが、教育関係の投函もよく目にするようになり、「世の中優秀な子供ばっかりじゃあないか!!?」とついつい思ってしまいますが、反復練習やら宿題やらといった、毎日の淡々とした泥臭い営みが裏にはあるということを、もっともっと語ってもいいようにも思います。ただ、勉強にしてもスポーツにしても英語にしても、ある程度できるようになってきたら「楽しい」「もっと学びたい」という好循環に入って、親に言われなくても、自発的に取り組める日が来るはず、というささやかな希望を抱きながら、娘の英語学習習慣化へのサポートに励んでいます。

CMで「やる気スイッチ」なんていう言葉をききますが、やる気スイッチを探すことはあきらめ、【子どもには最初はやる気がない】をデフォルトにしてしまって習慣で素地を作り、そこから子どものやる気に繋げていくことを目標にした方が、現実的であるし、戦略も練りやすいように思います。兎にも角にも語学学習に関しては、継続しないと身につきません。英語を習得したい、させたいと思うのなら、「好き・嫌い・楽しい・退屈」等という感情はいったん横に置き、淡々と、毎日の歯磨きのように継続する習慣を身に着ける事がとても大事です。語学学習は、さぼったりやめたりすると、その能力は悲しいほどに一気に退化します。特に「しゃべる」に関しては、退化速度が恐ろしく早く、たった2週間のブランクでも、再開するのが億劫になってしまうほどです。英語学習は一旦始めたら、歩き続けるしかありません。ただ、言語習得は人間に生来備わった能力であり、日本語が話せるなら英語を身に着ける能力も先天的にあるはずです。

保護者様も毎日忙しいとは思いますが、家庭環境が結局は英語習得の鍵を握っていると思うので、毎日5分~10分の英語環境を捻りだしていただき、無理のない範囲で工夫しながら英語がある毎日を楽しんでいただきたいと願っています。

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アークアカデミー通信6月号

今年のサマースクールのテーマは『Superhero』 皆さんの心のうちに眠っているスーパーヒーローを呼び覚まします!

日本のスーパーヒーローといえば、アンパンマン。日本のアニメは海外でとても人気があるのですが、このアンパンマンは海外では受け入れ難いようです。目の前でお腹を空かせていたり困ったりしている人を助ける、というのがアンパンマンの正義ですが、「僕のお顔をおたべ」という考えは、なんとも奇妙でグロテスクに思えるようです(笑)。

「正義」に対する考えも、文化によってそれぞれ違います。スーパーヒーローが大人気の北米では、正義は「悪を排除する」という単純なものでなく、天から与えられた才能(天賦)を社会に還元するという意味合いがあるようです。つまりヒーローとは自分の力を誰かを助けるために使う人のことで、これらは特別な力を持った人の「義務」として考えられているそうです。慈善活動家が多いのも、こうした正義に対する考え方が根本にあるのかもしれません。『スパイダーマン』の名言に、“With great power comes great responsibility(大いなる力は大いなる責任が伴う)というのがありますが、アメリカのスーパーヒーローがムキムキマッチョの大人が多い一つの理由に、アメリカ人のヒーローの本質である「責任感」があることを示すために、心も体も成熟した人間であることを象徴しているのかもしれません。

一方、アメリカのヒーローに対して、ここ20年の日本のアニメや漫画の主人公は少年で、体格も中性的な傾向にあるようです。主人公が戦う理由も、『ワンピース』は主人公が海賊王になるための旅であったり、日本全体で社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』は鬼になってしまった妹を人間に戻すための兄の奮闘であったり、自分の野望のために戦っていたりとアメリカの「与える」ヒーロー像とは大きく異なっています。でもこれらの漫画が海外で大人気なのは、ヒーロー像も時代とともに変わってきたのかもしれません。

私達1人1人には特別に与えらえた才能(gift) があると信じていますが、子供達が自分の中にある gift に気づき、世のため人のために貢献できるスーパーヒーローが続々と誕生することを願いつつ、サマースクールを準備しています。奮ってご参加ください!

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