Happy New Year! 

明けましておめでとうございます。

お正月といえば「百人一首」。古文の教養を養ってもらいたいという親の切なる思いとは裏腹に、我が家で盛り上がるのは今年も坊主めくりのみ・・坊主めくりといえばミスター蝉丸。百人一首における蝉丸人気というのはすごいですよね。蝉丸!蝉丸!と喜んでふざけているうちに、「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」という和歌を暗記してしまったりするのですから、人の記憶を強化するスイッチはどこにあるのかわからないものです。

古文や漢文って、残念な事に非常に人気のない科目となってしまい、2022年度以降の高校の国語は、実社会に特化した「論理国語」と、言語文化に特化した「文学国語」に区別され、科目として分割されるようです。古文を大の苦手とした私が言うのも恐縮ですが、文語体こそが日本の言語文化における骨格であると思います。特に音読する事によって、日本語の美しいリズムが体に染み込み、日本語の基礎となる部分が構築されていくように思います。

当教室でも利用しているBBカードは百人一首に少し似ていて、意味不明なセンテンスを早口言葉のようにみんなで面白おかしく口ずさむことで、英語特有のリズムに慣れたり、ゲーム中に何回も何回もみんなで復唱することで無理なく暗唱することができ、自然に文法ルールを身に付ける、という利点があると思います。英語の骨の部分を構築する事を目的としており、骨ができて初めて応用に発展していくことができます。中学の教科書もよく出来ているとは思うのですが、英語のリズムや音より文法重視のため、少し不自然な英語が多いように思います。不自然な英語に慣れてしまう前に、英語独特のリズムを体に染み込ませ、受験英語につぶされない英語力(運用能力)を保持していく事は重要です。

百人一首で教養を身に着けさせようという、親の浅はかな企みは失敗に終わりましたが(笑)、BBカードとの共通点を実感したので、今年はもっと深く楽しくBBカードの魅力を皆さんにお伝えできればなと思っています。

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