「読書が国語力を伸ばす」とは、教育専門家にかかわらず、 一般にも広く認識されていることだと思います。小学1年生になると、本読み（音読）が毎日のように宿題に出ます。 文章表現に多く触れ、声に出して読むことで、知らず知らずのうちに 語彙が増え、主語、述語、接続語、文の構造がわかるようになるのです。
これはそっくり英語に置き換えることができます。実は私も多読の経験者で、その効力を経験した一人です。英語が超苦手だった大学時代の私の専門は「国際学部・国際学科」（当時この国際ということばが流行っていたんですよね～）。英語が読めない、書けない、しゃべれない、ではまずいという事で、自分1人でも学習が可能な多読・多聴・暗唱を始めました。多読に使用したのは英字新聞。当初は新聞を読むのに丸1日を費やすほどで、英語がスラスラ読めるなんて一生無理だ、と泣きたい気持ちになったのを思い出します。とりあえず３ヵ月をめどに、１日５時間~８時間、英語を読んで読んで読みまくったら、なんと読めてきたんですよね、英語が。また、英語の文をかたまりでインプットできるようになり、いわゆる流し読みができるレベルになりました。そして、英語を読む事ができ始めると、不思議な事にあんなに苦手だった文法が自然と理解できているのです。英語の感覚が身につき始め、いわゆる英語脳が作られていったきっかけは多読にありました。
そんな経験もあり、英語の多読をアークアカデミーでも導入したい、という希望を開校当時より温めていましたが、家庭学習がキーとなるこの多読、どのように導入し定着させればよいのか、これだ！というメソッドがなかなか見つからないままでいました。が、やっと理想的なメソッドに出会うことができました！！
それが、今回多読クラスを開講しようときっかけとなった「●●kids」（企業秘密（？？）ですのでアプリ名や詳細は会員の方に後程お知らせいたします。）。アメリカの多くの学校で導入されてきている多読のアプリで、英語が理解できない移民の子供達にも無理なく英語を読む練習ができ、読む力が飛躍的に伸びる優れものです。現在日本のインターナショナルスクールなどでも導入されつつあるこの「●●kids」は、全部で1600冊以上のeBOOKが29のレベル別になっています。英語学習を始めたばかりのお子様から帰国子女、大人の方まで、それぞれのレベルに合った本から始めていただけます。絵本を順番に読んでいくと、英語を読む力がどんどん備わっていきます。
「●●Kids」は聞いたことはありましたが、今回偶然ににその効果を見ることができびっくりしました。毎日15分間読むことを続けていた小学4年生の男の子、英検3級も難なくクリア。英検3級といえば、ネイティブの小学生1年生程度の実力、ですので、ネイティブの1年生が読んでいる本が読めれば英検3級程度の実力はついているのです。総合的な英語の実力をつけていれば、テスト対策などしなくても大丈夫。
語学は家庭学習（毎日英語に触れる事）が重要だということは、ほとんどの方にご理解しいただいているかとは思うのですが、家庭でも英語学習をサポートしてあげてください、と言われても多くの方（特にご自身が英語苦手意識が高い方）はどのようにサポートしてよいか分からないのではないでしょうか？また、子供のモチベーションもキープし続けるのも難しい。でも「●●キッズ」を使った家庭学習で保護者の方に協力していただきたいのは、お子さんがお持ちのディバイス（スマートフォン、タブレット、PC etc）にアクセスし,1日15分～30分ほど「●●キッズ」に向かう時間を持てるようモニターしてもらうことです。難しいことは特にありません。お子さんに自宅で英語学習ができる環境を与えていただきたいのです。自宅でなくても、送迎中の車の中での10分でももちろん結構です。大切なことは、（できるだけ）毎日最低10分は英語の触れることを習慣づけること。この10分があなたのお子さんの未来を変えます！！
また、「●●キッズ」は目で読むだけではなく、ｼｬﾄﾞイングという技法で声に出して読む練習が中心となりますので、英語のリズム・発音・感覚が身に付きます。また、発音が良くなれば、必然的にヒアリングの力も伸びます。また、多読だけではなく、フォニックスの復習に役立つコンテンツもいっぱい。移民の多いアメリカだけあり、誰でも効率よく英語が学べるよう工夫されている優れものです。また、アメリカのアプリですのですべて英語表記となり、これから世界の優れた学習アプリへアクセスするためのよい訓練になるかと思います。
講師はお子さんの学習状況をモニターし、実力に合わせて宿題を出します。指導というより、お子さんの英語学習のモチベーションをキープできるよう、むしろコーチング的な役割を担うかと思います。
≪多読クラスはこういう生徒さんにお勧めです。≫
- フォニックスの基本的な音を学習している。
- 本を読む事が好き。
- とにかく確実に英語の実力をつけ、試験対策もしていきたい。
- 自分で学習する習慣を身につけたい。
多読クラス、まだまだ書きたい事はたくさんありますが、興味のある方はぜひお問合せください。詳細は後ほどお知らせいたします。