「うちの子やる気がなくて・・・」「自分から宿題をしようとしません」というご相談を受ける事がありますが、多分、大多数の子供の反応ってそんなもんだと思います。我が家の長女は6年生になりますが、「英語って楽しい、もっと勉強したい」なんていう言葉は一度も聞いたことがないし、スキがあれば手抜きをします(笑)。親の私が基本怠けものなので、子供のやる気に期待する幻想はさっさと捨てて、習慣化することに全力で取り組んでいます。

最近はSNSなどの情報が溢れ、ついつい他人と比較してしまうんですよね・・教室の情報発信のため始めたインスタグラムですが、教育関係の投函もよく目にするようになり、「世の中優秀な子供ばっかりじゃあないか!!?」とついつい思ってしまいますが、反復練習やら宿題やらといった、毎日の淡々とした泥臭い営みが裏にはあるということを、もっともっと語ってもいいようにも思います。ただ、勉強にしてもスポーツにしても英語にしても、ある程度できるようになってきたら「楽しい」「もっと学びたい」という好循環に入って、親に言われなくても、自発的に取り組める日が来るはず、というささやかな希望を抱きながら、娘の英語学習習慣化へのサポートに励んでいます。

CMで「やる気スイッチ」なんていう言葉をききますが、やる気スイッチを探すことはあきらめ、【子どもには最初はやる気がない】をデフォルトにしてしまって習慣で素地を作り、そこから子どものやる気に繋げていくことを目標にした方が、現実的であるし、戦略も練りやすいように思います。兎にも角にも語学学習に関しては、継続しないと身につきません。英語を習得したい、させたいと思うのなら、「好き・嫌い・楽しい・退屈」等という感情はいったん横に置き、淡々と、毎日の歯磨きのように継続する習慣を身に着ける事がとても大事です。語学学習は、さぼったりやめたりすると、その能力は悲しいほどに一気に退化します。特に「しゃべる」に関しては、退化速度が恐ろしく早く、たった2週間のブランクでも、再開するのが億劫になってしまうほどです。英語学習は一旦始めたら、歩き続けるしかありません。ただ、言語習得は人間に生来備わった能力であり、日本語が話せるなら英語を身に着ける能力も先天的にあるはずです。

保護者様も毎日忙しいとは思いますが、家庭環境が結局は英語習得の鍵を握っていると思うので、毎日5分~10分の英語環境を捻りだしていただき、無理のない範囲で工夫しながら英語がある毎日を楽しんでいただきたいと願っています。

アークアカデミー通信7月号ができております。

下記のアイコンをクリックし、ダウンロードをしてご覧ください

アークアカデミー通信7月号HP