中1英語、とても大切です。今後3年間の英語学習を左右するとても重要な時期です。でも、中学1年生の1学期の時点で英語嫌いが続出しているようで、当教室への問い合わせも後を絶ちません‥(涙)中学1年生で英語が分からくなってしまうと、2年生になって学習の遅れを取り返すのは本当に大変です。また、中学英語が理解できなければ、高校英語はもちろん、英検やTOEICなどの資格英語には手が届きません。

中1は一番点数が取りやすい時期ですし、点数は自信にも繋がってきます。中1は今後の英語学習の方向性を決めるといっても過言ではありません。もしお子さんに英語嫌いの気配が見えるようでしたら、中1の2学期からは注意していただきたい点を紹介いたします。

① まず、アルファベットの間違い。英語の字に触れる機会が少なかったお子さんは b  と dがひっくり返ってしまうケースが多いです。ニアミスですが、とても大事です。また、スペルが分からない時にさっとアルファベットが出てこない、ローマ字書きが抜けない場合も多いです。これらは、練習不足が原因の場合が多く、せめてアルファベットがスラスラ書けるようにしておきましょう。

② 単語の量と知識量。小学校で学習したスポーツや食べ物等の単語は分かるけど書けないケースが多いです。これもスペリングの練習不足が原因です。学校のワークだけでは量不足です。単語をただノートに書いて提出するだけでは身につきません。先生の英語をリピートはできるけれど、単語を見ていないので文字に意識がいっておらず、音と文字がリンクしていないのです。中学英語を小学英語の延長と考えていると、音は介しているけれど文字が入っていないという習慣から抜け出せず、単語の定着率が悪いです。また、問題を解くことばかりに意識がいってしまい、単語の意味や文の内容を理解しながら進めていくことができていません。「問題を解く」より「問題を理解する」ことにフォーカスする事がとても重要です。

③ Are you と do you の違いが分かっていない。一般動詞とbe動詞の違いは中3でも分かっていないケースが多いです。主語、動詞、目的語って何?というところが理解していれば、その後の英語学習の方向が違ってきます。一般動詞とbe動詞がちゃんと区別できていれば、何がわからないのか分からないという状況を防ぐことができます。主語+動詞の形や動詞の種類の違いの理解は3年間非常に重要になってきます。これらは英語学習の基礎であり、まずはこれを整理をしないと前に進めません。

中学英語を小学英語の延長として考えていると、いつの間にか学校の勉強についていけなくなります。まずは練習量を増やす事が大事です。ただ、量を増やすだけではなく、雑さを排除していかなければなりません、宿題の仕方、提出物の仕方をみていたら、これでは身につかないな~と思っている先生は多いかと思います。やみくもにではなく、一般動詞とbe 動詞をうまく使い分けるように学習する必要があります。分からない単語や文章ほっておいたり、提出する事に赴きをおきすぎで、ただひたすら問題だけやってまるつけして、もしくはうつして提出しても身に付きません。

中間テストや期末テスト等は出題範囲が決まっているので、一夜漬けでも点数に繋がる事があり、できたつもりになってしまいがちですが、それはとても危険です。英語は基礎がないといつか必ずガタガタと崩れ始めます。

2学期も学習内容が分からないないまま進み3学期になってしまうと、取返しに時間がかかってきます。どんどん平均点より差が開いてしまうと本当に苦労するので、2学期中に分からない箇所を克服し、中学2年生ではせめて「英語は嫌いではない」という状態で英語学習に向き合えるよう、1年生の間に対策を取っておくことを強くお勧めします。英語だけではなく、他の教科の勉強も忙しくなってくるので、1年生で学習する文法・単語をしっかり身に着ける事で、「取返し」の時間を節約する事ができます。