もうすぐ8月ですね!本来ならば今の時期はオリンピックで盛り上がり、人々が世界最大のスポーツ祭典を目指し世界的な移動のピークだった頃でしょう。それがなぜか「go to トラベル」キャンペーンの炎上にも見られるように、隣の県に遊びに行くのもなんだか躊躇してしまう空気を感じてしまう今日この頃です。
「go to トラベル」キャンペーン、どなたが考えたのかは存じませんが、この英語の使い方は間違いです。その内容の矛盾さはさておき、個人的には、英語のスローガンを挙げる時はネイティブチェックをして!!と訴えたい気持ちでいっぱいです(笑)。でもこれだけ頻繁に見聞きしていると、間違った英語が刷り込まれてしまいますよね。
政府機関だけではなく、企業などが使う英語のフレーズや表現には、間違ったものは非常に多く、文法的には正しくても「普通はこんな言い方しない」というものも少なくありません。不思議でならないのが、日本の英語教育、特に高校や大学の試験で英語に求められるのは「正確さ」accuracy です。日本の一般的な教育は、「正解・不正解」を判別する能力を育成する傾向にあるなと、テストの内容を見ていると感じています。日本の子供達が、極端に「間違い」を恐れる原因の1つが、こうした2元的な価値観を刷り込まれているからだとも思います。
その一方、政府や企業の間違いには極めて寛容な空気がり、go to travel のような不自然な英語が公表されても、なんとなくよしとされる空気があるようにも思います。
子供達の英語教育を本当に重要と考えるのなら、日本政府も謙虚に英語を学ぶ姿勢を見せていただきたいものですね!
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