先々週末(ブログの更新が遅い!)、高校時代の先輩が、大家族をつれてアメリカから遊びに来てくださいました。先輩といっても、全寮制の日本一小さな高校で生活を共にした方なので、特別な親友でもあります。
私の母校は島根の山の中に25年前建てられて小さな高校で、私はその2期生として入学しました。当時、私自身公立の中学生活にうんざりしていたことと、両親も既存の教育体制に大いに疑問を抱いていたこともあり、親元を離れて3年間、山の中の小さな学校へ冒険してみようといういきさつとなったのです。なんとこの学校、テレビ・洗濯機・雑誌(学校の許可されたもの以外)・漫画・ゲーム・ラジオなど(まさに吉幾三さんの名曲、何にもね~の世界です・・)、生活の中に普通に存在し依存しているものの多くが禁止。え~~~っと引いてしまうかもしれませんが、この「便利なものがない生活」は、本を読むこと、自然から学ぶ事、工夫すること、我慢すること、自分の頭で考え心で感じること、友達・先生・両親に感謝すること、労働すること、自分の弱さを受け入れること、祈ることなど、人間としての基礎を築く大切な時間となりました。ちなみに、私のテレビなし生活はこの時期から始まりました。
この学校は「キリスト教愛真高等学校」という小人数・全寮制の高校で、真理を愛し真実に生きようとする人格の育成が日本の現代的課題と考えた創立責任者で内村鑑三の志を継承する高橋三郎先生が、「人は何のために生きるのか」という人間の根本問題を教育の中心に据えた学校を提唱したことから始まります。
なんだか堅苦しい文面となってきましたが、この高校で何度も聞かされた「真理はあなたを自由にする」という言葉を卒業してから幾度と思いだし、人生の経験(たいしたものではありませんが・・)を経るごとにそれは増々重みを増してきたようにも思います。
本題からかなり脱線してしまいましたが、今回遊びに来られた先輩は、現在アメリカのジョージア州の大学において、化学の教授として活躍されています。私の尊敬する先輩の1人で、高校寮生活時代、初めて彼女の部屋に遊びに行った時、その本箱をみてカルチャーショックを覚えたのを思い出します。ドフトエフスキーやトルストイといったロシア文学の数々・・・マンガじゃないんですよ!!そして「カラマーゾフの兄弟」について熱く語り出した時には、こういう高校生も世の中には存在するんだ~と尊敬と憧れの念を抱いたものでした。その先輩が、素敵な旦那様とかっこいいお兄ちゃん2人、そして可愛いちびっこ2人の家族合計6人でうちに遊びにきてくれました。まるで、キャンプにいっているかのような賑やかな2日間で、わが子達も大喜び。私達も思い出話に花が咲き、大いに笑ったひと時でした。
ちなみにキリスト教愛真高等学校に書かれた本は何冊か出版されておりますので、興味のある方はお貸しします。




