私の日課は朝5時のラジオをつけることから始まります。テレビがない我が家ではラジオとインターネットが主な情報源。

そして今日朝一番に耳に飛び込んできたニュースが、来月7月にアフリカに誕生する新国家「南部スーダン」に関する情報でした。

今年1月に行われた住民投票では、「独立賛成」がなんと98.8%を占める圧倒的な支持をえ、独立へと足を踏み出しました。アフリカでは54番目の国家誕生となり、1993年のエリトリア誕生以来、18年ぶりの新国家となります。

私がエリトリアを訪れた年は独立の翌年1994年だったので、新い国というなんとも不思議で新鮮な気持ちを感じてました。1997年、アフリカに滞在していた時は(悪名高き)モブツ政権下のザイール共和国がコンボ民主共和国になったとういうニュースを聞き、近隣国のザンビアにいた私にとっては衝撃的なニュースとなりました。

日本に住んでいると国が独立するという感覚ってなかなかつかめませんし、植民地時代に無理やり国境を引きたい放題に引かれた国の傷や痛みなど理解することは不可能かもしれません。私は現地に赴いて、初めてアフリカに対してどれだけ無知で無関心だったかということを思わされました。スーダンの泥沼化していた内戦のニュースは聞いていたものの、膨大な難民の数を見たり、それらの人々と個人的に関わるまで、現実味を帯びないどこか遠くのニュースでしかありませんでした。

ダルフール紛争、石油利権の争い、武器輸出、南北との“宗教”対立。現代の諸問題を一身に抱える「スーダン」の独立後の道のりは多難なものとなると思います。独立を決定した南部は国民の9割が一日2ドル以下で生活をしていしている上に、慢性化する紛争とそれがもたらす貧困・・・

独立という希望に満ちた言葉の中に、今後のスーダンに歩みと、そしてその負の歴史を書き換えるために私自身が行動すべきことなどを考えながらの一日の始まりとなりました。

自分の小さな世界だけで頭がいっぱいの毎日ですが、Think globally act locally (思索は世界的に、行動は足下をしっかり固めて)の意識を忘れないようにしたいものです。