本校のニュースレターでも何度か紹介させていただいたTED。TED史上最もインターネット上での再生回数が多いビデオはケン・ロビンソン氏による「学校教育は創造性を殺してしまっている」だそうです。TEDに馴染みのある方にとってはこのケン・ロビンソン氏の名前は一度は聞かれたことがあるかもしれませんね。
このプレゼンテーションの内容は、学校教育では数学などの学科が優先され、芸術が非常に軽視されている。芸術の中でさえ、美術よりもダンスは低いものとみられている。学校教育は子どもたちの創造性を殺してしまっている。数学などの優先されている学科の成績が悪いからといって落ちこぼれのレッテルを貼られては子どもたちの才能が潰されてしまう。数学も芸術も同じように子どもたちに与えるべきだ。……というものです。
教育 「education」は「子供を外へ導く」という意味のラテン語からきているそうですが、教育の本質を考える重要な概念かと思います。すなわち、独立した個人へと導いていくことが教育の本質であるというのです。そのことを踏まえて現在の教育制度を考えると、疑問に思う事がたくさん出てくるのですが・・
スクリプトの興味深い一部を紹介します:
「今の教育制度は学者を育てるために作られています。 そこには理由があるんです。 制度全体が作り上げられた19世紀以前に世界中どこにも公教育なんてなく、教育制度は産業主義社会のニーズから生まれました。 科目の優劣は2つのことから決められました。 1つは働くために有用な科目が最優先ということ。私たちが小学生の頃習ったことや好きなこと 砂場遊びとか仕事に使えないことはおそらく敬遠されたでしょう。砂遊びでは会社で雇ってもらえませんから音楽なんてダメだ!音楽家になるわけじゃないんだからアートなんてするな。アーティストになんてならないんだから 心優しいアドバイス。でもまったくもって間違っています。世界は今、変革の時にある。 2つ目は学力。学校の成績だけがいまや知性だと思われている。大学側のイメージだけで教育制度を作ったからです。世界中に広がる今の学校教育が大学に入るために敷かれた長い道のりなんです その結果、無数の天才的で創造性溢れる人たちが「自分は才能がない」と感じています。学校は彼らの才能を評価しないどころかダメだと烙印を押してしまうから。 しかし、そんなことをしている余裕はない。」
ユーモアにあふれたケン・ロビンソン氏のプレゼンテーション。教育を考える上で重要な課題を提示していると思うので、興味のある方がぜひこちらのビデオをご覧ください。