あなたはどちらに聞こえますか?「ヤニ―(Yanny)」「ローレル(Laurel)」?

これは去年tiwtter でツイートされて以来、バイラル化して世界中を駆け巡った聴覚トリックで、アークのフェイスブックでも紹介したトピックです。

このトリックを見る度、必ずしも私が聞いているものは、お隣さんが聞いているものとは同じとはかぎらない、という事を思い知らされます。ちなみに私にはヤ二ーと聞こえたのですが、クリストファー先生はローレルと聞こえます。

最近「脳」についてすこ~しづつ学んでいるのですが、本当に不思議でいっぱいです。脳は意識(潜在意識を含め)しているものを認識するそうです。「ヤニー」と「ローレル」は、前者が高音域の音で、後者が低音域の音なのですが、私がヤニーと聞こえたのは、脳が高音域に意識が向いており、そのため、入ってくる音も「ヤニー」。ちなみに同じ音を夜聞くと「ローレル」に聞こえました。

視覚についても同じで、意識しているものが「見える」と脳が認識します。例えば、車を買うと時を想像してみてください。Hondaのフィットにしようか、Toyotaのヴィッツにしようかと迷っている時、急にこの2台の車が目に付くようになります(笑)。以前は目に入っていても見ていなかったものが、意識する事で急に目に付くようになるという経験は誰でもあるのでは??

英語のリスニングも同じで、脳が音を知らないと、聞いていても聞きとれません。日本語の音声だけしか脳が認識できていなければ、その範囲でしか音を聞き取る事ができないのです。英語は日本語と音域がまったく違います。音を聞き取るためには、脳がまず音を認識する必要があります。子供の聞き取れる音域は大人に比べ広いので、小さい頃から脳に英語の音をたくさん入れておく事は、その後の英語学習において圧倒的に有利になります。

ちなみにケンドリック先生にこの「ヤニー」と「ローレル」を聞かせると、意識する音域を変える事で、聞き分ける事ができていました。