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アークアカデミー通信12月号

英語学習者にはこの時期、クリスマスソングのカラオケがお勧めです!流行りものではなく、往年の名曲をぜひ練習してみて下さい。歌詞を通してmistletoeやyuletideのクリスマス関連語はもちろん、yonderやyeなどの古語表現も学べ、キリスト教への理解も少し深まると思います。なにより街で耳にする曲を英語で口ずさめるのは地味に楽しい。

“O Come, All Ye Faithful”

“Hark! The Herald Angels Sing”

等、古い英語だけれど美しい単語やフレーズが散りばめられています。古語って多分、音やリズムの美しさを大切にしたのではないかなと思うのですが、意味が分からなくても響きを楽しむ事ができます。

本気で勉強をしたいと思うのなら、英語のバックボーンともいえるシェイクスピアや聖書等にもぜひ挑戦して欲しいと思います。映画やドラマも、こうした古典からの引用は本当に多いんです。英語圏の学校ではシェイクスピアはみんな普通に読む(読まされる)し、有名なフレーズは新聞・雑誌等いろんなところでたびたび引用されるので、「教養」「インテリ」というより、もはや現代英語の一部。言うなれば、日本人にとっての四字熟語や諺に近いようにも思います。

パーティでのなにげない会話の中で、友達がサラッとシェイクスピアを引用し、私はその場では笑うが実は文脈がわかっておらず、後からこっそり調べてみたら「あれシェイクスピアだったんだ…」と落ち込んでしまう時はよくありました(笑)。我が家の子供達でさえ、「国破れて山河在りやな~」と、しれっとのたまう事があるのですが、こんな感じで、英語の古典は小学生でも引用するほど、文化に根付いているのです。

英語を学ぶ事は、その背後にある文化も一緒に学ぶこと。今年のクリスマスは英語も文化もまるごと楽しんでみてください!

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【ブログ】「本気の英語」には多読(多聴)がお勧め

英語を外国語として学ぶ日本人の子供達に、絶大な効果を発揮するのが英語の多読(多聴)です。自分自身の経験や、今まで指導させていただいた生徒さんの実績をふまえても、本気で英語を身につけたい人には多読を強くお勧めします。「本気」がいるのは、継続できるかどうかがポイントだからです。本気で継続できさえすれば、英語は何歳からでも、使える英語を習得する事ができます。

多読は最も効果的な学習法の一つであるにも関わらず、日本ではなかなか定着しない理由は以下の三つになるかと思います。

継続できない(結果が可視化できるまで時間がかかる)

多読の読み方、取り組み方が分からない

「たくさんの英語の本」にアクセスするのが難しい

私達が学校で学んできた学習法は「精読」が中心です。精読は一字一字を理解しながら丁寧に読んでいく方法です。一方「多読」は、意味が分かるより、まずスラスラ読む事が重要です。英語のリーディング力を育てる原則は「理解よりも流暢に読めることが先」です。英語を読み始めの子どもに「読むこと」と「理解すること」の二つを要求すると、必ず読書スピードが遅くなります。読書スピードが遅くなるだけではなく、頭の中で日本語に訳す作業が入ってくるため、どうしても翻訳英語になってしまいます。内容の理解は横に置いておき、流暢に読むことに専念する事が大切です。日本語の文字を習い始めた子どもを観察すると、これは一目瞭然です。ほとんどの子どもは文字を「読むこと」に集中しているので、読み終わっても内容をまったく覚えていません。子どもに「内容を考えながら読みなさい」と指示すると、読書スピードがさらに遅くなり、読んだそばから内容を忘れていき、いつまで経っても理解が伴わないという悪循環に陥ってしまうのです。

「精読」の学習法に慣れている私達大人にとって、子供が単語の意味も分からずに読んでいる姿を見ると、不安になってしまうこともあります。ついつい「これどういう意味?」なんて、野暮な質問をしてしまいがちです。多読の目的は、英語を英語で理解する英語脳の養成です。意味を理解し説明できる事が目的ではありません。英語学習は反復練習が大事なのですが、本を読む事で、何度も何度も同じフレーズや語彙に出会いながら、英語がまずイメージとして定着していくのです。このイメージが大切。日本人に一番多い文法上の間違いは冠詞の”a”や“the”の使い方なのですが、これは論理的に頭の中で考えるのではなく、量をこなす事でイメージとしてとらえる事ができるようになります。haveやtakeのような頻繁に出てくる動詞は多くの意味を持つので「多義語」と呼ぶのですが、多義語を学習するときに、訳語をすべて暗記しようとするのは学習効率が悪いです。大切なのはいろいろな用例に触れながら、中心にある「核」のイメージを固めていくことです。haveの中心(核)にある意味は、「取り込んでいる」イメージです。これを中心に文脈ごとに照らし合わせると、自然と訳語は思い浮かぶものです。このイメージは「英語の感覚」と言い換える事が出来ると思います。多読(多聴)によって、この語感が養われていきます。

また多読をすることによって、英語を全体としてとらえることができるようになります。文章中に出てくる単語が分からなくても、全体から意味を推測できる力です。よく日本人にありがちなのが、会話や文章中に知らない単語が出てくると、頭の中が真っ白になり、それ以降の英語が読めない・聞き取れない状態になります。翻訳英語では、英語のスピードについていけないのです。

小学生から英語が教科化され、オーラル中心の英語学習へと移行しています。でも、「喋ろ、喋ろ」と言われても、中身(インプット)がなければ出すものもありません。簡単なフレーズが言えても、会話にはならないのです。初心者の英語学習の比率は、80%がインプット、20%がアウトプットが丁度良い加減。英語の実力が上がるにつれて、この比率を変えていきます。

多読を始める子供にとって重要なのが、どの本を読むか、ということ。 子どもに与える英語の本は「やさしく、短く、楽しい」が原則です。難しすぎる本、長すぎる本、教育的な本を読ませようとすると子どもが逃げていきますので注意してください。

子どもの多読に最適の本は「リーダーズ」です。リーダーズというのは学齢期の子ども、あるいは、英語を第二言語で学ぶ子どもが自学自習で読書力をつけることを目的とした本で、単語や文法の難易度、単語数(ページ数)が徐々に上るようにレベル分けされています。当教室では、多読アプリを提供しております。アメリカの小学生を対象にしたアプリですが、英検準1級~1級の中間くらいのレベルまでカバーしています。3000冊以上の本にいつでもどこでもアクセスできるのは、電子図書館の強みかと思います。

フォニックスとサイトワードの次は、ぜひ多読に挑戦してみましょう!!

第3回 英検実施のお知らせ

アークアカデミーでは、2024年1月14日(日)に英検を実施致します。受験希望者は申込用紙に必要事項を記入の上、受験料と一緒に12月9日(土)までにご提出ください。釣銭がないようお願いします。スペースに限りがありますので、各級定員になり次第締め切りとさせていただきますので、受験希望者はお早めにお申し込み下さい。ただし、受験者が10名以上に満たない場合は、試験を行う事が出来ませんのでご了承ください。一次試験の受験会場はあかしあ台教室になります。お迎えの際は混雑が予想されますので、お車以外でお願いします。

※英検チャレンジキャンペーン中により、第2回のテストの不合格者(4級と5級のみ)は無料で再受験する事ができます。

 

2023年度 第3回 実用英語技能検定(英検)

 

【実施日】   2024年1月14日(日)C日程

【場所 】   あかしあ台教室

【持ち物】   当日は名前・住所のほかに、郵便番号、生年月日(平成・昭和等年号)等が必要です。また、HBの鉛筆(シャーペンも可)・消しゴムも準備してください。

【検定料】

受験級 準2級 3級 4級 5級
検定料金 5600円 4600円 2800円 2400円

 

【受験時間】

着席時間 テスト開始時間 終了時間(目安)
5級 13:30 14:00 14:50
4級 9:05 9:30 10:35
3級 10:50 11:15 12:35
準2級 13:35 14:00 15:45

 

※一次試験の解答は、1月15日(月)13時以降に英検ウェブサイトで公開されます。また合否結果は2月5日の11時以降に英検ウェブサイトで公開、紙面での成績表は2月13日以降に配布となります。

 

【2次試験の日程 (準2級と3級、1次試験合格者のみ)】

試験会場、および試験時間は試験日の6日前に受験票にて英検本部よりお知らせがきます。

 

B日程
2月25日(日)

(合否公開日は3月5日、成績必着日3月19日)

【ブログ更新】英会話教室の英語と塾の英語って何が違うの?

小学生4年生以上になってくると、通塾という選択肢を考慮する生徒さんも多くなります。特に、中学受験を考えているお子さんにとっては塾が大きなウエイトを占めてくる時期かもしれません。高学年というと、最も英語学習に脂がのってくる時期(?)、その時期に退会される生徒さんを見送るのは、なんとも寂しい気持ちにもなります。特に「スピーキング」に関しては、喋らないとあっという間に喋れなくなり、数か月だけでも間が空いてしまうと滑らかに英語が出なくなります。目的に向かって選択を絞っていくのは当然の事なのではあるのですが、あんなに英語が発話できていたのに・・と残念に思う事も少なくありません。

そしてこの時期によく聞かれるのが、「塾の英語と英会話教室の英語はどう違うのですか」という質問です。同じ英語なのにゴールが違う、その違いが何なのかクリアにする事は大事ですよね。

一言で言うと、塾が勉強としての英語であるのに対し、私達が提供したいと考えているのは言語としての英語かなと思っています。

日本人が英語が苦手とされる最大の原因は 【英語を勉強だと思っている】・【資格試験、大学入試をクリアするだけのもの】という点が大きいのではないかなぁと私は感じています。「受験英語が使えない」とよく言われるのも英語が結局勉強で終わってしまっているからではないでしょうか?

具体的には、塾では英語の問題の解き方、点数に繋がる技術を学ぶ事ができます。ただ、どうしても日本語ががっつりと介入してくるので、翻訳英語にならざるを得ない側面はあると思いますし、テストの点に繋がらない「発音」や「スピーキング」に関しては手薄のように思います。リーディングに関しても、「文章を読む」事より「問題の解き方」にフォーカスされているように思います。言語習得のステップとして、Listening → speaking → reading → writing というスパイラル式に言語習得が進んでいくと思うのですが、基礎の基礎であるべきlistening とspeaking に関しては、英語に特化した塾でない限りカバーできていないのが現状のようです。

一方「言語としての英語」の場合は、英語を英語で理解できる「英語脳」を育てる事を目標にしています。小手先のテクニックではなく、まずはたくさん「読む・聴く・話す・書く」環境を、「楽しい」をベースに提供し、英語がわかる!だから楽しい、だから英語が好き、というポジティブな経験を楽しんでもらう事をとても大事にしています。ヒアリングやスピーキングの力がつくと、それらはライティングやリーディングの実力にも反映されてきます。綴りや読み、ヒアリングや発音の土台ともなるフォニックスに力を入れる事ができるのも、英会話教室の強みかと思います。

また、当教室では多読・多聴を鬼のように(笑)勧めているのは、教科としての英語ではなく、言語としての英語を身に着けてほしいからです。当教室でも、小学生で2級や準2級に合格した生徒さんもいらっしゃいますが、それらの生徒さんは例外なく多読・多聴に取り組まれてきました。言語として英語を身に着けている過程(多読・多聴)で、試しに英検を受けてみたら意外に簡単だった、という感想をいただいています。

同じ英語でもゴールが違います。当面のテストや試験のために短期間のうちに結果を出したかったら、塾がもっているノウハウに頼るのも一つの選択肢ですし、結果が出るまでに時間はかかるけれど、試験だけではなく、使える英語に繋げていきたいと考えるなら、私達は精一杯サポートさせていただきたいと思っています。

塾・英会話教室・独学・どれも長短の側面があるので、目的に合わせて、学習スタイルを選択してみてくださいね!

 

アークアカデミー通信10月号

英語が話せる人が必ず聞かれる質問って皆さんご存じですか?

それはずばり「英語は何から始めればいいですか?」という質問です。本当に良く聞かれます。聞きたい気持ちも分かるし、私もかつて高校の英語の先生に聞いたのを思い出します。その先生は一言「(つべこべ言わずに)やるっきゃないのよ」という訳の分からない答えにモヤモヤした気持ちになりました。

人によっては単語を覚えてとか、文法を学べとか、シャドーイングしてとか、音読して等、それぞれ答えが違います。では、あなたがもし、外国人の方に「日本語は何から始めればいいですか?」と聞かれると何と答えるか想像してみて下さい。多分その答えがあなたにとって、一番ベストな英語の勉強の始め方かと思います。なぜかとうと、人によって勉強方法は違う、勉強のスピードも違う、習い方も覚え方も違うからです。感覚で覚える人もいるし理論で覚える人、そして実践で覚える人もいたりして、本当にいろんな学びのスタイルがあります。

30~40人いる学校のクラスを想定してみて下さい。同じ授業内容にもかかわらず、情報の定着率が生徒によってまったく違ってきます。理論的に説明すれば理解できる子供もいれば、感覚的に情報を吸収する子供もいます。みなさんは経験を通して、自分の学びのスタイルを無意識的に確立しているので、外国人から「日本語は何から始めればいいですか?」と聞かれた場合、あなたにとってベストな勉強法を相手にも提案する傾向にあるのです。

英語はまず基礎(文法・単語)、音、量が大事なのですが、その大原則を意識しながら、いろんな方法論に惑わされることなく、まずは自分の学習スタイルで英語学習を始めてみませんか?応援しています。

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【ブログ更新】ワークショップに参加しました

 

先週末、「英語教育ユニバーサルデザイン研究学会」の代表者でもある村上加代子先生によるワークショップに参加しました。学び多き2時間半でした。

最近、中学英語、しかも1年生で英語に躓いてしまうお子さんが多く、英語嫌いが増えている事に大きな問題意識を感じています。躓きの大きな原因の一つが綴り。音と綴りの関連性を学ばないと暗記に頼るしかありません。暗記が得意なお子さんにとっては、なんとか点数に繋げる事ができても、正しく綴る事が苦手なお子さんにとっては、中学のテストは壊滅的です・・・我が家の長男は、ヒアリング力やスピーキング力は私よりずっと上だし、多読に取り組ませていたため、読みもなんとかできています。でも綴れないのです・・・ローマ字に汚染されているな~と思う事もありましたが、暗記したり覚えたりする事がとても苦手なんです。漢字もひどかった・・(泣)。「たくさんドリルすれば覚えるよ」では無理なんです。中学校はハイブリッドインターで学習する事ができ、なんとか惨事(?)を回避できましたが、普通の中学校に行ったらきっと自信喪失していただろうなと思います。

英語は実はとても複雑な言語です。日本語(ひらがな・かたかな)のように字と音が一致しないので、規則性を学ばなければ正しく発音できません(といっても規則性からはみ出した単語や文法もたくさんあります)。英語圏では、幼稚園から4年生くらいまで、みっちりとこの規則性や読み方・書き方を学びます。約6年かけて綴りや発音のルールを学び、その後に長文読解といったような高度な技術に移行していきます。一方日本では、この音と綴りのルール、英語を学習するうえでの基本の基本が、ぽっかり抜けたまま、中学でいきなり複雑な単語の綴りや、英語の文章を「正しく書く」事が求められています。泳ぎ方をちゃんと習得しないまま海に投げ出される、そんなイメージです。読み書きができないので、その後の文法や英文読解に繋げていくことが非常に難しいのです。

今回の村上先生のワークショップでは、英語授業での躓きとその背景、音韻認識やディコーディングの指導法などを、様々な研究結果や村上先生の実践経験をもとに講義していただきました。暗記中心の学習ではなく、単語を読むための前提条件となる「音」や「文字」について学び、文字の音声化ルールを適応することができれば躓きを回避することができることを改めて確信しました。

英語が使えるって本当に楽しいんです!!世界への扉を開くと同時に、新たな自分の可能性や気づいていなかった特性を発見したり、固定観念から解放されたりと英語がもたらす恩恵を挙げだしたらきりがありません。そうした可能性を潰してはいけないし、語学学習の黄金期といわれる中学生3年間が実りあるものとなるよう、具体的に応援したいと心新たにさせられました。

 

【ブログ更新】学校英語って効率が悪い?

アークアカデミー通信9月号でも触れたのですが、23年度の全国学力テストの結果、中学英語の「話す」の正解率が12%というニュースに衝撃を受けた英語教育関係者は多いのではないでしょうか?小学校の4年間と中学での英語を合わせて6年以上も「スピーキング重視」の教育を受けたにも関わらず、結果が伴わなかった事実を重く受け止める必要があるし、子供にとっては貴重な時間、どこかに無駄がなかったのか真剣に検証する必要があると思います。

英語がなかなか身につかない理由の一つは、英語と日本語はまったく違う言語であるというのも大きな理由かと思います。発音、文法、スペリング、そして文化的な背景も全く異なる言語です。でもそれ以上に「学び方の効率が悪い」というのが最大の理由かと思います。

「スピーキング重視」といっても、大学共通テストにおいてスピーキングは25年度も導入は無理。中・高は大学入試試験が目的となっているので、テストに出ない課題には極力時間もエネルギーも使いたくないと思うのは当然のことかと思います。本屋さんに溢れるように並べられている中・高生向きの英語の参考書を見ても、スピーキングに特化した参考書はほぼ皆無です。また、スピーキングはインプットしたものをアウトプットするものなので、喋ろ喋ろと言われても、インプット量がないと歯が立ちません。

また、小学校英語と中学校英語への連携がうまくいっていないというのも効率の悪さの一つです。イメージとしては、畑(小学校)で育った苗をいきなりコンクリート(中学校)に移される、そんな感じです。土壌がまったく違います。

一方、英語圏は学者がデータを収集し、最も効率的な方法で言語を身につける手法を体系化し、「標準的な手法」として政府が広めています。特にイギリスは先進国だなと思います。なぜ英米はこの様な手法が発達しているかというと、移民国、植民地を抱えた国として多様な人間がいるため、言語を素早く身に着けさせることが国家運営に最も重要なことの一つであるからです。言葉がわからないとすべての活動に影響が出できます。

また英米は日本のような寺子屋がありませんでした。これはアメリカは植民地であり、イギリスは階級制度が強固な国家であるため、庶民が幅広く言葉を学べる仕組みがありませんでした。したがって中央政府が言語学習法を体系化し、広める必要がありました。その様な背景があって、学習法の科学的分析と体系化が進んでいったそうです。

言語習得が、国家の生き残りを左右する、そんな緊迫した背景があるので、効率的・効果的に体系化した手法が生まれざるをえない状況だったのかと思います。特に近年、英米の幼児や若年教育、移民向けの英語教育では、効率よく言葉を学ばせる方法が主流になっています。当教室で使用している多読アプリも、体系的に英語の文法や語彙力が伸ばせる仕組みになっていて、使えば使うほど、よく出来ているな~と感心する事がしばしばあります。また、言語習得のコアとしてフォニックス(読み方)を位置づけています。ちなみにイギリスのフォニックスの教材でとても優れているのが「Jolly Phonics」。世界140か国で使用されていますが、その特徴は多感覚アプローチ。子どもだけでなく、「人」には各自がもつ学びやすい方法があります。ジョリーフォニックスでは、一つの文字に対して「絵を見る」「お話を聞く」「声に出す」「動作をする」「書く」「触れる」「想像する」といったたくさんの方法を使うことで、子ども自身が自分の得意な部分を使って修得できるのです。「人種」の違いだけではなく、「性質」の違いも考慮した言語習得法なのです。イギリスにおいても1970年代くらいまでは、日本と同じように、読みや綴りを「丸暗記」に頼っていましたが、2000年代になりフォニックス(特にシンセティック・フォニックス)が体系化され、一気に識字率が向上しました。

フォニックスの次は頻出度の高い単語や文章を優先的に学ばせる方法です。日常生活の中でよく使う単語は決まっているので、それらの単語を早く身につけると効率が良いのです。日本の英語教育はボトムアップ式で、「簡単」から「難しい」へと学習していきます。仮定法のwould やcouldも中3で学びます。でも実際の生活では、これらの単語は頻繁に出てくるので、早い段階で読みやスペルを学びます。そちらの方が効率が圧倒的によいのです。また、最も重要な単語のグループが「動きの動詞」です。「とる(take)」「走る(run)」「食べる(eat)」「手に入れる(get)」などで、日常会話や作業で最も重要な単語を優先的に学びます。英語圏では、それらの単語をカードで楽しくゲームをやりながら読み書きを学びます。

英語を学ぶ子供達が最初に躓きやすいのが、実は読み書きです。そしてここで躓くと、その先の英語学習が苦痛になってしまいます。そうした周知の事実を考慮し、「なんとなく遊んで楽しかった」という活動ではなく、まずは音と綴りの関連性をしっかり小学生の間に習得

するという現実的な目標があれば、中学英語への土台、そして英語スピーキングへの自信にも繋がっていくのではないかなと思います。ただ、フォニックスを指導できる小学校の先生は非常に限られていて、民間の英会話教室等の頼らざるを得ない状況も事実で、教育格差のギャップを埋めていくにはどうしたらよいか、1人で紋々もんもんと考えている今日この頃です。

アークアカデミー通信9月号

8月に巷で話題になったニュースといえば「23年度全国学力テストの結果」。なんと中3英語「話す」の正解率が12%、その中身は0点だった生徒さんが63%もいたそうで。英語教育関係者には相当なショックな結果だったのではないでしょうか。

どんな難しいテストが出たのか気になり、動画をチェックをしてまず気になったのが、スピーキングの遅さ・・実用英語でこんなにのんびりダラダラとしゃべる人はいません。日本語の説明もやたらと長いし、油断したら居眠りをしそうになりました。文科省は「質問が難しすぎた」というコメントを残していましたが、自分の考えを述べるだけの試験内容だけではなく、相手の意図を汲んで回答する必要がある設問もあり、英語力だけではなく、コミュニケーション能力も問われていたと思います。

さらに問題になるのが、今の中3というのは小学校で4年間、そして中学校で英語を学習した子たちということで、いわゆる小学校での英語教育の成果が問われる試験となったのに、会話活動を中心にした英語教育を実践したにも関わらず、スピーキングがこの散々たる結果となってしまったこと。学校英語を変える、変える、とう何年言い続けているのでしょうか・・・学習指導要領は確かに激変していますが、結局は絵に描いた餅になっているようです。

英語は学校任せにしていては身につかないし、下手にカタカナ英語が身についてしまうと、取返しに莫大な時間がかかるという危機意識は持っていた方がいいと思います。中学生の英語嫌いが増えている、という記事を先月のニュースレターでも書きましたが、ラジオ英会話やYOUTUBEなど、工夫次第でいくらでも英語は学習できるので、遅くでも小学生高学年頃から、学校英語に頼らない、自分にあった英語学習を開拓していくことを強くお勧めします。

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【ブログ更新】英語嫌いにならない為に、中1でやっておくべきこと

中1英語、とても大切です。今後3年間の英語学習を左右するとても重要な時期です。でも、中学1年生の1学期の時点で英語嫌いが続出しているようで、当教室への問い合わせも後を絶ちません‥(涙)中学1年生で英語が分からくなってしまうと、2年生になって学習の遅れを取り返すのは本当に大変です。また、中学英語が理解できなければ、高校英語はもちろん、英検やTOEICなどの資格英語には手が届きません。

中1は一番点数が取りやすい時期ですし、点数は自信にも繋がってきます。中1は今後の英語学習の方向性を決めるといっても過言ではありません。もしお子さんに英語嫌いの気配が見えるようでしたら、中1の2学期からは注意していただきたい点を紹介いたします。

① まず、アルファベットの間違い。英語の字に触れる機会が少なかったお子さんは b  と dがひっくり返ってしまうケースが多いです。ニアミスですが、とても大事です。また、スペルが分からない時にさっとアルファベットが出てこない、ローマ字書きが抜けない場合も多いです。これらは、練習不足が原因の場合が多く、せめてアルファベットがスラスラ書けるようにしておきましょう。

② 単語の量と知識量。小学校で学習したスポーツや食べ物等の単語は分かるけど書けないケースが多いです。これもスペリングの練習不足が原因です。学校のワークだけでは量不足です。単語をただノートに書いて提出するだけでは身につきません。先生の英語をリピートはできるけれど、単語を見ていないので文字に意識がいっておらず、音と文字がリンクしていないのです。中学英語を小学英語の延長と考えていると、音は介しているけれど文字が入っていないという習慣から抜け出せず、単語の定着率が悪いです。また、問題を解くことばかりに意識がいってしまい、単語の意味や文の内容を理解しながら進めていくことができていません。「問題を解く」より「問題を理解する」ことにフォーカスする事がとても重要です。

③ Are you と do you の違いが分かっていない。一般動詞とbe動詞の違いは中3でも分かっていないケースが多いです。主語、動詞、目的語って何?というところが理解していれば、その後の英語学習の方向が違ってきます。一般動詞とbe動詞がちゃんと区別できていれば、何がわからないのか分からないという状況を防ぐことができます。主語+動詞の形や動詞の種類の違いの理解は3年間非常に重要になってきます。これらは英語学習の基礎であり、まずはこれを整理をしないと前に進めません。

中学英語を小学英語の延長として考えていると、いつの間にか学校の勉強についていけなくなります。まずは練習量を増やす事が大事です。ただ、量を増やすだけではなく、雑さを排除していかなければなりません、宿題の仕方、提出物の仕方をみていたら、これでは身につかないな~と思っている先生は多いかと思います。やみくもにではなく、一般動詞とbe 動詞をうまく使い分けるように学習する必要があります。分からない単語や文章ほっておいたり、提出する事に赴きをおきすぎで、ただひたすら問題だけやってまるつけして、もしくはうつして提出しても身に付きません。

中間テストや期末テスト等は出題範囲が決まっているので、一夜漬けでも点数に繋がる事があり、できたつもりになってしまいがちですが、それはとても危険です。英語は基礎がないといつか必ずガタガタと崩れ始めます。

2学期も学習内容が分からないないまま進み3学期になってしまうと、取返しに時間がかかってきます。どんどん平均点より差が開いてしまうと本当に苦労するので、2学期中に分からない箇所を克服し、中学2年生ではせめて「英語は嫌いではない」という状態で英語学習に向き合えるよう、1年生の間に対策を取っておくことを強くお勧めします。英語だけではなく、他の教科の勉強も忙しくなってくるので、1年生で学習する文法・単語をしっかり身に着ける事で、「取返し」の時間を節約する事ができます。

【ブログ更新】中学生の英語嫌いが急上昇?!

中学生の英語嫌いが急上昇??

 

ここ2~3年の顕著な傾向なのですが、中学生のお子さんをお持ちの保護者の方から、中学英語についていけなくなったお子さんのご相談をよく受けます。当教室の生徒さんをみていると、小学生のうちから英検2級に合格した生徒さんもいたりと、開校当時の14年前とは考えられないくらい生徒さんの英語力が向上しており、今の子供はすごいな~と感心する事があるのですが、あきらかに英語が好きな子、嫌いな子のギャップが広がっているように思います。

 

特に中学1年生で英語に躓いてしまい、それからますます英語嫌いになったケースが多いような印象です。その原因の第1は、やはり小学校英語から中学英語への移行がうまくできていない為ではないかと思います。

 

小学生で習うべき単語は600~700,ただし、「話す聴く」が中心で「読む書く」にはあまり時間をかけていません。それが中学生になったとたん、小学生で学習した単語を子供達は知っているという前提で授業が進んでいきます。中学生英語が小学生英語の延長だとのんびり構えていると、ガツンとショックを受けます。新しい単語を暗記するだけで精一杯なのに、それプラス小学生英語の暗記は、子供にとって大きな負担になります。特に「字」で(を)勉強する事が苦手なお子さんにとっては、字の綴りと発音のルール(フォニックス)を学ばないまま”there, little, every, but”(中1の4月で習う単語です)という複雑なスペルを暗記しなければならないのは、拷問(?)に近いような気もします。

 

あと文法学習が中途半端なのも、英語嫌いを生み出す一つの利用かと思います。中学校英語は「がっつり文法学習」というイメージがありますが、もちろん学習すべき文法事項は多いのだけれど、それらを定着させるための説明と反復練習が圧倒的に足りていません。中学3年生で仮定法が導入されるのですが、見開き反ページしか説明文がありません。were や had, could やwould の使い方を半ページの説明で理解させるのは無理ですし、あまりに雑すぎるように思います。また仮定法を使いこなすためには、今まで習ってきた文法事項がきちんと整理できてなければなりません。ちなみに中1で習う文法事項は:

 

be動詞と一般動詞

名詞

疑問詞

三単現

代名詞

現在進行形

過去形と過去進行形

 

英語の文法でもっとも大切な背骨の部分を学習するので、1年生できっちり文法を整理する事ができていないと、2年生3年生の英語についていけなくなります。3年生になっても、一般動詞とbe動詞の使い分けがちゃんとできない生徒も珍しくありません。

 

また、スピーキングも重視しなければならないため、中学2年生で習う動名詞が中学1年生の会話文にも出てきたりして、「とりあえず暗記して」というのは簡単ですが、子供は混乱してしまいます。

 

英会話教室や英語塾に通われている生徒さんと、中学1年生で本格的に英語を始める生徒さんとでは土壌が全く違います。レベルがバラバラの子供達を指導する先生方も本当に大変だと思うし、もっと丁寧に指導したいと思っても、カリキュラムをこなすのに精一杯というのが現状ではないでしょうか?

 

教育格差や情報格差が広がる中、英語の実力格差もますます広がってくと思います。まずは親御さんがこうした現状を把握し、小学生英語から中学生英語の移行がスムーズにできるよう対策を練っていただく事が重要です。具体的には「単語」。小学生の教科書に出てくる単語を一緒に声に出して読んだり、意味を確認してみて下さい。それらの単語が書けるようになったらベストですが、とりあえず読める・意味が分かる状態にしていただくだけでも、中学英語に対する心の態度が違ってきます。「楽しい・わかる」という気持ちがあれば、モチベーションに繋げていくことができます。逆に「分からない・つまらない」という気持ちになると、分かるものの分からなくなるし、中学生で英語嫌いになると、一生その気持ちを引きずる場合がよくあります。

 

英語が分かるって本当に楽しいし、受験やテストといった小さな枠組みだけではなく、ワクワククするような冒険の可能性を秘めている素敵なスキルなので、語学学習に最適な中学時代に、英語に対する健全な態度を育んでもらいたいと心より願っています。