中学生は本当に忙しい・・部活に塾、テストの多さにもびっくりしてしまいます。夏休みが終わった後もすぐテストがあるそうで、ゆっくり夏を楽しむ時間なんてない、と生徒さんが呟いていました。

さて、広島県では公立高校の入試において、内申点を使わない制度への変更を検討し始めたそうです。現在公立高校の入試で内申点を使っていない都道府県はないので、もしそうなればとても画期的なことだと思います。県教委(教育長)は「内申書をめぐっては、教員の評価を気にするあまり、生徒の自由な発言や行動が抑制されるなど、萎縮つながっているという指摘などもあり、これらをふまえた議論を行います」と言っていました。

内申点って先生によって基準はバラバラ・・・いわゆる先生の「お気に入り」にならないと最高点の5はもらえないという話も聞いています。生徒たちは先生の顔色を伺ったり、媚を売ることに一生懸命になります。素晴らしい先生もたくさんいらっしゃると思いますが、先生によっては(当然力量の劣る教師がほとんどなわけですが)、内申点を盾に生徒を脅すようなこともあるそうで、深い傷を負っている生徒さんを何人も知っています。

中学の英語のテスト、まったく理不尽だなと思う事はしばしばですが、内申点が悪くなるので先生に相談もできないんです、と悲しそうにある生徒さんが話してくれました。正解でも教科書に出ていなければ×、和訳はきれいな日本語でないと×。漢字が間違うと×(英語のテストですよね??)。ヒアリングテストは先生が自分の声を録音しているので、あまりに発音がひどく聞き取れない・・・(涙)。2020年に控えた英語教育改革、どこまで本気なのでしょうか。10代は語学学習最高の時期。その柔軟な時期に、重箱の隅をつつくような教育では、子供達があまりに可哀そうです。内申点廃止の動きが全国に広まり、生徒も先生も保護者も、この重荷から解放されるといいですね!

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