東京のある知人との会話。お子さんをインターナショナルプリスクールに入れ4年間で約1千万円(!!)をつぎ込んだそうですが、小学校は公立の学校に進学させたところ、GW明けにはほとんど英語が消えていたと嘆いていました(泣)。

これって本当によくある話なんです。小さな子供は英語をすぐ覚えるけれど、忘れるのもあっという間。日本で英語を習得するためには、インターなどで最後まで大金を払い続けるか、工夫しながら細々と継続するかのどちらかしかありません。

また、帰国生のよくある話の一つ。親御さんはお子さんの英語が消えないように工夫されていました。ところが高校受験年の1年間、毎日進学塾で受験英語と他教科の学習に励み、めでたく志望高合格。でも残念な事にネイティブライクの英語が吹っ飛んでいってしまいました。受験「英語」と英語は違います。英語の習得を続けてきた生徒が受験年で英語力は落ちてしまうのは、決して珍しい話ではありません

日本の英語教育って、日本語ががっつり介入してくるため、どうしても翻訳英語になってしまうんです。英語力というより国語力が試されている?と思う時もしばしばあります。「英語脳」だけでは太刀打ちできないんです。でも受験制度が変わらない限り、翻訳英語は避けて通れないわけで、そこにジレンマを感じてしまいます。学校の英語、受験の英語、塾の英語、英会話教室の英語、同じ“英語”なのにゴールが違う、そんな矛盾を年々強く感じてしまいます。

英語を習得するためには、とにかく継続するしかありません。「たくさん聞く・たくさん話す・たくさん読む・たくさん書く」を何度も繰り返すこと。これが一番大事という事を意識しながら、英語学習に取り組んでいきたいですね。

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