テニスの大坂なおみ選手が、みごと全米オープンで優勝しましたね!素晴らしい快挙。鍛え抜かれたアスリートのみごとなプレーはまさにアートの世界。溜息しかでません。

大阪なおみさんが優勝したことをきっかけに、「日本人」という概念やアイデンティティをめぐる議論が活発化しているようです。大阪なおみさんのアイデンティティを問うインタビューを見ましたが(何を聞きたいのかいまいちよく分からないインタビューでしたが・・・)、日本の「個」に対する意識の違いを興味深く拝見しました。インタビュアが語るアイデンティティは国籍という事に限定しているようでしたが、国籍、性別、学歴、職業、家族の地位など、どこに所属しているかとは便宜上の事であり、アイデンティティはその人個人の思想と人間性を問うもの。国籍なんてたまたま法律上の話であって、自分は何のために存在し、何のために生きているかという本質的な問題とは次元が違うように思います。「所属」に自分のアイデンティティを求めているうちはいつまでたっても一個人として自立できないように思うし、「所属」に囚われると、出会いや成長の可能性を狭めてしまうかもしれません。

なおみさんは、「私は私」と答えられていましたが、「私は私」、「あなたはあなた」と、お互い独立した個人として認めあえるような健全な個人主義がもう少し根付けば、もっと楽に生きられるような気がします。

みなさんはご自身のアイデンティティについてどう思われますか??

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