英語はスポーツや音楽といった実技に近いように思います。まずは質より量。なぜ量をこなす事が必要かというと、情報を潜在意識まで落とし込むことによって、頭で考えなくても体が動く状態になるからです。

な~んて偉そうなことを言うのは簡単ですが、実行に移すのは本当に大変。実は最近、迫りくる大台(年齢)を目の前にし、何かを始めなければ!という強迫観念のようなものに駆られ、長年の憧れであったピアノに挑戦してみることにしました。楽譜も読めない、リズム感もない、時間もない、ないないないの3拍子。でも、アークの生徒さんの頑張っている姿に背中を押され、「継続は力なり」「石の上にも3年」と念仏のように唱えながら、毎日(とはいきませんが)鍵盤をパタパタたたいています。ピアノを習うのって、まるで新しい言語を学ぶようで、明らかに脳の使っている箇所が違うように思います。なんだか覚醒されたような不思議な気持ちです。

また、大人の学び方と子供の学び方の違いも実感しています。大人は論理的理解に関しては時間短縮できるのですが、それを行動に落とし込むには子供の何倍も時間がかかります。音感やリズムに関しては、子供にはまったくかないません。英語学習も、大人は文法や語彙などの学習は短期間で出来ますが、それらを応用(話す・聞く)に結びつける事は子供のように素直に体が反応しません。発音やイントネーションも、子供の柔らかい脳が大活躍。素直に聞いて、素直に発話に繋げていけるところは、ピアノも英語もよく似ているように思います。

目(耳)もあてられないほどのど下手糞で、周りに迷惑をかけているなとは思いつつも、いつか「トップガンのテーマ曲」を弾けるようになりたい、と低いのか高いのかわからない目標をかかげ楽しんでいます。

初心に戻れる良い機会、英語学習者の皆さんに寄り添ったサポートができるためにも、ピアノへの挑戦はいろんな学びと成長を促してくれているようにも感じています。継続することの大変さ、でもその過程での学びや、その先にある新しい世界を、形は違いますが、皆さんと共有できればと思っています。

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