今年のサマースクールのテーマは『Superhero』 皆さんの心のうちに眠っているスーパーヒーローを呼び覚まします!

日本のスーパーヒーローといえば、アンパンマン。日本のアニメは海外でとても人気があるのですが、このアンパンマンは海外では受け入れ難いようです。目の前でお腹を空かせていたり困ったりしている人を助ける、というのがアンパンマンの正義ですが、「僕のお顔をおたべ」という考えは、なんとも奇妙でグロテスクに思えるようです(笑)。

「正義」に対する考えも、文化によってそれぞれ違います。スーパーヒーローが大人気の北米では、正義は「悪を排除する」という単純なものでなく、天から与えられた才能(天賦)を社会に還元するという意味合いがあるようです。つまりヒーローとは自分の力を誰かを助けるために使う人のことで、これらは特別な力を持った人の「義務」として考えられているそうです。慈善活動家が多いのも、こうした正義に対する考え方が根本にあるのかもしれません。『スパイダーマン』の名言に、“With great power comes great responsibility(大いなる力は大いなる責任が伴う)というのがありますが、アメリカのスーパーヒーローがムキムキマッチョの大人が多い一つの理由に、アメリカ人のヒーローの本質である「責任感」があることを示すために、心も体も成熟した人間であることを象徴しているのかもしれません。

一方、アメリカのヒーローに対して、ここ20年の日本のアニメや漫画の主人公は少年で、体格も中性的な傾向にあるようです。主人公が戦う理由も、『ワンピース』は主人公が海賊王になるための旅であったり、日本全体で社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』は鬼になってしまった妹を人間に戻すための兄の奮闘であったり、自分の野望のために戦っていたりとアメリカの「与える」ヒーロー像とは大きく異なっています。でもこれらの漫画が海外で大人気なのは、ヒーロー像も時代とともに変わってきたのかもしれません。

私達1人1人には特別に与えらえた才能(gift) があると信じていますが、子供達が自分の中にある gift に気づき、世のため人のために貢献できるスーパーヒーローが続々と誕生することを願いつつ、サマースクールを準備しています。奮ってご参加ください!

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