当教室での英検は10月6日に実施されました。テストって、受ける方も見ている方も緊張するものですね・・ぐったり疲れてしまった1日でした(笑)。
英検はよい試験だと思います。難易度が一定・採点基準が厳密・値段も別の英語資格試験に比べれば激安(2級までは)・中高教育と歩調が合っている点もGood. そして知名度と言えばNo1. また、すぐに結果が可視化できるのも、モチベーションに繋がるのかなとも思います。
ただ改めて、英語学習の目的を英検においてはいけないなという事も感じました。英検は英語力のテストというより、「学校英語」のテストです。つまり教科書英語をどの程度理解し、使いこなせるか、という事かなと。なので、一級合格者でも、TIMESは読めても、子供用の絵本やドラマが聞き取れない、というのも珍しくありません。ビジネスの専門的なプレゼンテーションが出来ても、社交の場でのおしゃべりができない、というのもよくある話。
英検(筆記テスト)主体の早期学習は、昭和の上級者がたどった道をただ数年先取りしているだけに見えます。せっかく英語を英語で学習する習慣がついてきた子供達に、日本語的発想が身についてしまうのはあまりにもったいない。言語の習得はまず「音」。せっかく音から言語を身につけられる時期に文字中心の学習をするのは本当にもったいないです。理論は後からでも学べます。逆に後からリスニングや発音を伸ばすのは苦労するはず。「〇年生までに〇級取得」とか目指すと、その順序がぐちゃぐちゃになる。当教室の英検対策コースが4回コースなのは、実力がある程度ついているという事が前提で、テスト前の技術的な指導にフォーカスしているためだからです。それ以上だと「テストのための英語」になってしまいます。
アークアカデミーでは引き続き、
- 英検習得が自信に繋がる、
- 英検習得が進路に有利になるのなら是非受けてみよう、
- でも英検はあくまで資格習得であって、真の英語力は計れない
というスタンスで英検に向きあっていきたいと思っています。
アークアカデミー通信11月号ができています。
下記のアイコンをクリックし、ダウンロードをしてご覧ください。