恒例になった「夏休みリーディングチャレンジ」。今年も何人かの生徒さんがチャレンジしてくれています。この企画の目的はただ一つ、「たくさん英語を聴く・読む」。英語は量が大事ですが、中学生以上になってくると多読に取り組める時間が一気に減る、そんなジレンマを感じています。目の前のタスクに追われてしまい、テストの点に直結しない「多読・多聴」に手が回らない、そんな感じです。
中学1年生の教科書を見せてもらいましたが、フォニックス的な視点からみると、これはあまりにも無慈悲な・・と思ってしまう単語がごっそりあります。中学のペーパーテストでは「正しいスペル」が求められます。英検準1級のレベルであっても、正しくスペルができなければ、点にはつながらないのです。フォニックス学習3年目くらいに出てくる難易度の高い単語もごっそり(涙)。フォニックスを学習しなかったお子さんは、これを自力で乗り越えていくの??と思うと、思わずめまいがします。フォニックスが入っていないと、ローマ字読みにして単語を暗記しようとする、これに慣れてしまうと、発音・スペル・読みなどの軌道修正が本当に大変になってくるのです、と経験者の私自身が断言します。
bus → ブス
does → ドエス
take → タケ
等、もうめちゃくちゃでした。この悪い癖が後になっても引きづり、フォニックスさえ学んでいれば、もっと効率的に英語が学べたのではと思います。失われた時間を返してくれ!と今でも誰かに訴えたい気分です(笑)。
遅くても5年生くらいまでにフォニックスのルールを学び、「読む・書く」に繋いでいく事で、中学生になってもかなり余裕をもって学校英語と向き合える事ができるし、その分「多読・多聴」にエネルギーを注ぎ、高校・大学受験にも十分対応できる使える英語力を伸ばしていけると思います。目先のテストも大事ですが、計画性を持つことで、今やるべき事が見えてくるかもしれませんね。
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