4月も後半になり、新しい学校生活に慣れてきた頃ではないでしょうか?

この春中学生になり、英語を初めて本格的に始めるお子様の保護者から、英語についていけるか不安の声も聞くようになりました。覚える単語の多さ、綴りの複雑さ、また、聞き慣れない文法用語など圧倒されてしまうのも無理はありません。もともと勘のよいお子さんや、暗記が得意なお子さんは楽しく英語学習に取り組んでいるかもしれませんが、じっくり理解したいお子さんにとっては、授業についていくこと自体が大きなプレッシャーになっているかもしれません。

せっかくはりきって英語に取り組んでいたのに、授業のスピードについていけず、2学期に入る前にすでに英語への苦手意識が根付いてしまう、そんな相談をよく受けます。英語のせいで自信を無くしてしまう子供を見るほど残念な事はありません。なぜかというと、英語は理解力だけで身に付くものではなく、90%は練習によって習得するものだからです。量が解決する、そんな教科だと思います。なので、教科というより実技に位置付けた方が、日本人の英語力の底上げにつながると思っています。「理解している」と「使える」はまったく別の話なのです。

量を確保するためにやるべきことはいたって簡単。最初は短いテキストを使いながら、「たくさん聞いて英語の音を蓄え、たくさん読んで英語の文の内容を捉える力を蓄えること」、この反復練習をひたすら継続することで、「理解」できなかった英語の文法や構造が「腑に落ちる」ようになるのです!当教室で副教材として利用しているBBカードや多読のアプリは、「慣れるが先で習うが後」が大前提。 英文の理屈や構造は後付けの方が、腑に落ちる場合が多いです。母国語を習得するプロセスと同じですよね。

学校の勉強は「理解ベース」です。理解が追い付かないと、あっという間に分からなくなり、英語への苦手意識ばかり膨らんできます。そんな学習法に疑問を持たれている方は、思い切って学習法をシフトしてみるのもいいかもしれません。英語の多読を全身全霊を込めてお勧めしますが、時間に余裕のない中学生は、教科書の音読1000回(!!??)で、確実に英語の骨幹が確立しますよ。

 

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